(127)「さよならを越えて」

    国民学校の事務員になった桜子(宮﨑あおい)は、良太(横田剛基)が他人の弁当を盗むのを発見。良太たち数名は、都会から岡崎に疎開したものの、親と離れ離れで満足に食べていないという。そんな彼らを励まそうと、桜子は童話「北風と太陽」の紙芝居を作り始める。一方冬吾(西島秀俊)は、空襲の衝撃で絵が描けなくなっていた。「子どもたちを絵で笑わせてほしい」という桜子の言葉に、ようやく立ち直るきっかけをつかむ。