漫画賞を受賞してすべく懸命に描くエーミン(森崎ウィン)。そんな中、エーミンはバイト先で倒れてしまう。そのことを聞いた玲(高城れに)は「自分が近くにいるとエーミンをダメにしてしまう」と身をひく決意をする。退院して部屋に戻ったエーミン。そこには玲の姿は消えていた。慌てて探すエーミンは同じアパートの小学生・絵里奈(白鳥玉季)から手紙を渡される。そこには玲の思いが綴(つづ)られていたのだが…。
エーミン(森崎ウィン)はバイトの店長・藤島(高橋努)の勧めで漫画賞に応募することを決意するが、玲(高城れに)に「賞をとるのが、そんなに大事」と言われてしまう。賞金があれば玲と少しでも長く一緒にいられるというエーミンの恋心だったが、それは言えずにいた。一方、山田(村上穂乃佳)は連載している「氷の武将」の評判がよくなく、SNSの罵詈(ばり)雑言が頭から離れなくなり、再び玲のもとを訪れるのだが…。
エーミン(森崎ウィン)のもとに、「小鳥遊玲」ことゴーストライターの山田(村上穂乃佳)が現れる。山田は玲(高城れに)の元アシスタント。山田は目に見えないものの気配を感じ、玲に連載漫画の名声、編集者・中路への恋情など思いをぶちまける。「結局は生きている方が勝ち」という言葉を残し、立ち去る山田。その言葉に玲はひどく傷ついてしまうが、エーミンは玲にかける言葉が見つからなくて途方にくれてしまう…。
幽霊(高城れに)の正体。それはエーミン(森崎ウィン)が大好きな漫画「氷の武将」の作者・小鳥遊玲だった。しかし、いまでも「氷の武将」は連載しており、ゴーストライターの存在を思い浮かべる。エーミンは編集者・中路(和田正人)を訪ねるが、中路は「ゴーストなんていない」という。そのことを玲に伝えと、玲は中路が自分の憧れの人であったことを思い出し、涙する。そして、その姿を見たエーミンは…。
成仏させるためには心残りをなくさせることと聞いたエーミン(森崎ウィン)は幽霊(高城れに)にやってみたいことを尋ねる。その答えは「あなたの体を借りたい」といものだった。しぶしぶ引き受けるエーミン。体を借りた幽霊は、1日エーミンの日常をおくるが、結果は散々。そんな中、漫画学校でエーミンが以前描いた漫画が、人気漫画家・タカナシレイにそっくりだと話題になっていた。嬉しいエーミンだったが、それは…。
日本の漫画に憧れていたミャンマー人・エーミン(森崎ウィン)は、漫画コンクールに入選し、漫画学校に留学をすることに。住む部屋を探す中、超割安な物件を見つけ、エーミンはその部屋に住む。バイトに精を出しながらも、想像していた日本のイメージとのギャップに悩むエーミンは、疲れ果て部屋の中で倒れ込む。そこで目にしたのは、色白・黒髪の女幽霊(高城れに)の姿…。実はその部屋は事故物件で…。