浮世絵EDO-LIFE 福袋
浮世絵の世界をのぞいてみれば、江戸の暮らしが見えてくる!
2022年11月7日(月) 更新
江戸時代、人々は幼い頃から算術を学んだ。真ん中でそろばんをはじく男の子。そして、下の4~5歳の子が読んでいる本の中身もそろばん!
- 江戸時代は金、銀、銭の3種類の貨幣が流通。互いの両替レートが毎日変わるという面倒な状況だった。しかし、町人は自ら的確に両替計算をこなしていた。
- 農村で絹をつくる様子。絹の生産には、材料費、設備投資費、人件費など多様なコストの計算が必要。農民達の正確な計算が絹の生産を後押しした。
- 大坂の堂島米市場。世界初とも言われる先物取引が行われていた。1日数十万俵とも言われる取引を支えたのも算術だった。
「驚き!江戸の算術パワー」
初回放送日: 2020年10月3日
浮世絵の世界をのぞいてみれば、江戸のリアルな暮らしが見えてくる!当時の庶民は「算術」、今の数学を一生懸命学んだ。いったいなぜ?また、暮らしを変えた算術の力とは? 江戸時代、庶民に流行ったのが算術クイズ。そのレベルは高く、世界に百年以上先駆け、難解な定理が発表されたという。庶民は、なぜ算術を一生懸命学んだのか?それを探ると算術を武器にたくましく生きる庶民の姿が見えてくる。超面倒なお金の計算を軽々こなした人々。鍛えられた算術力で、豪商にのし上がった男の物語。そして大阪に誕生した“世界初の先物取引市場”と算術力との、知られざる関係も発見!江戸の算術パワーに迫る。