掛川市伝統の祭り囃子 野田秀樹さん演出の公演で高校生が披露へ

ニュースディレクター・杉山正敏
2022年11月25日 午後8:48 公開

掛川市に伝わる伝統の祭り囃子を継承しようと活動を行っている高校生の話題です。地域の祭りなどで祭り囃子を披露してきた生徒たちが今回出演するのは、演出家の野田秀樹さんが手がける舞台公演。静岡市での11月27日の公演を前に準備を進める様子を取材しました。

(ニュースディレクター・杉山正敏)

【300年前から伝わる祭り囃子】

(横須賀高校郷土芸能部の「三社祭礼囃子」舞台)

掛川市の横須賀地区におよそ300年前から伝わる祭り囃子「三社祭礼囃子」です。軽快なお囃子とリズミカルな踊りが特徴で、県の無形文化財に指定されています。

「三社祭礼囃子」を舞う横須賀高校の生徒

地元の県立横須賀高校の郷土芸能部では、この祭り囃子を継承しようと保存会や部活のOBから指導を受けています。

【姉兄の影響で郷土芸能部へ】

お囃子の盛り上げ役を担い、鳴り物、摺り鉦(すりがね)を担当する1年生の横山あいさんは、姉と兄に続いて、郷土芸能部に入部したといいます。

(1年生・横山あいさん)

「きょうだいの影響も受けながら自分もお祭りが大好きで。小学4年生のときからやっています」

横須賀高校1年生・横山あいさん

【野田秀樹さん演出の舞台へ】

その郷土芸能部が今回、出演を依頼されたのが演出家の野田秀樹さんによる舞台公演。各地の伝統芸能や文化を取り入れながら様々なジャンルの表現者たちがパフォーマンスを行う内容です。

演出家・野田秀樹さん

11月23日、東京から野田秀樹さんをはじめ主な出演者やスタッフが高校を訪れ、初めての顔合わせが行われました。共演者の中にはロックバンドの姿も。

さっそく、野田さんを中心に打ち合わせが始まりました。

(野田秀樹さん)

「(バンドの)音がちょっと残っているかもしれない。残っている中で関係なくやれるかどうかちょっと試してみた」

指導する野田秀樹さん

【新しい表現を模索】

ロックと祭り囃子を融合させる新たな演出を探る出演者たち。

生まれたアイデアを試しながら新しい表現を模索していました。

高校生の祭り囃子とコラボするバンドメンバー

(野田秀樹さん)

「出迎えてくれた時の、彼らの前に向かっていく姿勢というのかな。クリエイター、ものをつくる人間のいちばん大事なところだからとてもいいと思う。いろんなものが混ざっておもしろくなるようにしてある」

新しい表現を模索

(横山あいさん)

「オープニングで自分がいちばん最初に音を出すところ。それが一番自分では頑張っていきたい。伝統を引き継ぐ、伝えていくことも大切にして見てくださる方に楽しんでもらえるような演技をしていきたい」

横山あいさん「伝統を引き継ぐことも大切にして」

横須賀高校の郷土芸能部が出演する舞台の静岡公演は、11月27日に静岡市の駿府城公園で行われます。観覧無料で、事前の申し込みは終わっていますが、当日席が若干数用意されるということです。12月には東京でも公演が行われます。

【動画】