世界中が熱狂する4年に1度のサッカーの祭典FIFAワールドカップが開幕しました。これにあわせ、NHK静岡放送局では沼津市出身で3大会出場の小野伸二選手と旧清水市出身でJリーグの野々村芳和チェアマンの対談を実施し、地元の静岡県、そしてサッカー王国復活への思いについてたっぷり語ってもらいました。
4回のシリーズで伝える2人の対談、2回目は小野選手が明かす自身の少年時代についてです。
今回の小野選手の話からはチームやスクールをしていない時間、つまり“1人の時間”にサッカー上達のヒントがあると感じました。
「自分で1人でやっている時間というのも、僕の中では、何かいろんなひらめきだったり、こんなこともやって、こんなこともやってってずっと考えていろんなことをやっていました。僕、団地だったんで、団地って、何かこういろいろあるんですよ。物置とかもあれば、何か入口の上に傘みたいな、雨がかからない傘があるんで、そこにボールを蹴って、転がってきたのをトラップしたりとか、何かいろいろもう自分でトレーニングを考えてやっていましたね。小学校ぐらいって、僕はもうリフティングの回数ですよね。更新。もう1回でももう多くできたら嬉しくて。すぐ、また、次、更新しようという。毎日、ボールを蹴っていました。学校へ行っても、10分休み、20分休みってあるじゃないですか。もう全部、僕、全部行っていましたからね」