アンプティサッカー・ワールドカップで頂点を目指す後藤大輝選手

ニュースディレクター 杉山正敏
2022年10月3日 午後7:40 公開

(2022年9月29日放送)

足や腕に障害がある人たちがプレーする「アンプティサッカー」。
7人制で、フィールドプレーヤーは義足を使わずにクラッチと呼ばれる2本のつえで体を支えながらプレーします。その「アンプティサッカー」のワールドカップが、トルコで現地の9月30日から、日本時間の10月1日に開幕し、日本代表も出場します。このうち、日本代表に選ばれた静岡市のクラブチームに所属する後藤大輝選手に出発前の意気込みを聞きました。
(ニュースディレクター 杉山正敏)

【20歳のストライカー】

アンプティサッカーの日本代表に選ばれた20歳、後藤大輝選手です。静岡市を拠点とするチーム「ガネーシャ静岡AFC」に所属しています。1歳の時、先天性の障害で右足首から下を切断した後藤選手。高校からアンプティサッカーを始め、ストライカーとして成長しました。ことし3月に行われたワールドカップ東アジア予選では、4得点をあげる活躍。日本代表のワールドカップ出場に貢献しました。

9月25日には、静岡市内で所属チームの関係者たちが大会に向けて出発直前の後藤選手の壮行会を開きました。会ではサッカーボールの形をしたケーキが用意され激励を受けた後藤選手は決意を新たにしました。

(後藤選手)
「準備期間でやれることはやってきて、チームメイトとも交流を深めてどういうプレーができるか確かめてきましたし、あとはその結果を現地で自分の最高のパフォーマンスを発揮するだけ」

【コロナ禍で独自トレーニング】

新型コロナの影響で十分な練習ができない状況が続く中、みずから工夫したトレーニングを浜辺で行ったということです。

(後藤選手)
「コロナ禍でもやれることを見つけようということで見つけたのがビーチサッカー、浜辺のトレーニングなので。そういった意味では逆にコロナ禍になったからいい練習方法が見つかったのかなと。クラッチ(杖)を使ってバランスを保つことだったり、バランスがない中でしっかりボールコントロールを意識するような練習をやっている」

Q グラウンドでの実戦に生かせますか?

(後藤選手)

「そうですね、クラッチ、杖を使ってやるとバランスが大事になってくると思うので。さらに砂浜でバランスが悪い状況でやることで芝でやったときの安定感だったり生まれるのかなと」

【大会の目標は?】

(後藤選手)
「チームとしては優勝を目指しています。個人としてはチームが優勝するには自分が点を取らなければと思っているので、もちろんそのために「得点王」を狙って頑張っていきたい。どれだけ体がでかい選手に当たり負けないかというのが、自分が前線にいる理由だと思っているので、そこは負けない気迫で押されないということを持ちながらやっていきたい」

【代表に静岡ゆかりの2選手】

日本代表の静岡ゆかりの選手は後藤選手ともう1人、静岡市出身のベテラン・ゴールキーパー、長野哲也選手が選ばれています。

日本代表は、グループリーグでドイツとコロンビア、それにメキシコと対戦し、上位の成績を残せば、決勝トーナメントに進出できます。

【動画】