「とびまるくん」
宇宙産業を支える町工場「Y精密」が生み出したモンスターマシン「とびまるくん」。
お掃除ロボットを魔改造し、より遠くに跳ばしたチームが勝利する「お掃除ロボット走り幅跳び」。本来備わっていない跳ぶ機能を付け加えるという、一歩踏み込んだ新機軸の競技に挑む。
▼生贄(いけにえ)はコレだ!
元の掃除機は時速0.8キロで自走しながらゴミを吸い取る。重量は1.5キロ。当然、ジャンプ機能はついていない。
▼チームによる魔改造モンスターのお披露目
金属の筒を斜めに構え、今にも大砲を撃ちそうな雰囲気。筒の中に3000ニュートン、300キロもの力で圧縮されたバネを装備しているという。強さ・恐さがハンパないが、その名前を聞いてザワつく会場内…
▼「お掃除ロボット走り幅跳び」ルール
より遠くに跳ばしたチームの勝利
試技は2回
助走路の掃除をすること
踏切ラインを越えたら失格
改造費は試作を含め5万円以内
失敗しても構わない
▼助走路の距離は10メートル
破壊リスクのある二重バネで、覚悟を決めて夜会に挑む
変幻自在な金属加工の技術を武器に、町工場の誇りをかけて魔改造に取り組む。ジャンプの機構に採用したのは、バネを使ったスプリング方式。2本のバネをつなぎ、その内側にさらにバネを仕込むといった常識破りのパワー増強で勝負を賭ける。
▼チームメンバーたちによるアイデア出しが始まる
▼目標距離は30メートル
▼リーダーの小林が設計したのは、バネを2本つないで斜めに押し出す機構
▼鍵となるのは、バネに負けない頑丈なボディ作り
▼パーツの総数は73点
▼夜会1週間前。すべてのパーツが組み上げられる
▼テストジャンプ。記録は2メートル…
▼掃除機のプラスチック部分を切って軽量化を図る
▼パーツ類も、可能な限り不要な部分を削る
▼筒の中に入れたバネの内側に、さらにバネを仕込み、二重バネ方式に
▼夜会前日、深夜まで最終調整が続く…
▼大砲のような筒を構えるモンスター「とびまるくん」誕生
いざ本番!