お掃除ロボット走り幅跳び:とびまるくん(Y精密)

NHK
2022年5月13日 午後8:51 公開

「とびまるくん」

宇宙産業を支える町工場「Y精密」が生み出したモンスターマシン「とびまるくん」。

お掃除ロボットを魔改造し、より遠くに跳ばしたチームが勝利する「お掃除ロボット走り幅跳び」。本来備わっていない跳ぶ機能を付け加えるという、一歩踏み込んだ新機軸の競技に挑む。

▼生贄(いけにえ)はコレだ!

元の掃除機は時速0.8キロで自走しながらゴミを吸い取る。重量は1.5キロ。当然、ジャンプ機能はついていない。

▼チームによる魔改造モンスターのお披露目

金属の筒を斜めに構え、今にも大砲を撃ちそうな雰囲気。筒の中に3000ニュートン、300キロもの力で圧縮されたバネを装備しているという。強さ・恐さがハンパないが、その名前を聞いてザワつく会場内…

▼「お掃除ロボット走り幅跳び」ルール

  • より遠くに跳ばしたチームの勝利

  • 試技は2回

  • 助走路の掃除をすること

  • 踏切ラインを越えたら失格

  • 改造費は試作を含め5万円以内

  • 失敗しても構わない

▼助走路の距離は10メートル

破壊リスクのある二重バネで、覚悟を決めて夜会に挑む

変幻自在な金属加工の技術を武器に、町工場の誇りをかけて魔改造に取り組む。ジャンプの機構に採用したのは、バネを使ったスプリング方式。2本のバネをつなぎ、その内側にさらにバネを仕込むといった常識破りのパワー増強で勝負を賭ける。

▼チームメンバーたちによるアイデア出しが始まる

▼目標距離は30メートル

▼リーダーの小林が設計したのは、バネを2本つないで斜めに押し出す機構

▼鍵となるのは、バネに負けない頑丈なボディ作り

▼パーツの総数は73点

▼夜会1週間前。すべてのパーツが組み上げられる

▼テストジャンプ。記録は2メートル…

▼掃除機のプラスチック部分を切って軽量化を図る

▼パーツ類も、可能な限り不要な部分を削る

▼筒の中に入れたバネの内側に、さらにバネを仕込み、二重バネ方式に

▼夜会前日、深夜まで最終調整が続く…

▼大砲のような筒を構えるモンスター「とびまるくん」誕生

いざ本番!