「投星(とおすたあ)」
最高学府の頂点に立つ「T大」が生み出したモンスターマシン「投星(とおすたあ)」。
トースターを魔改造し、食パンをより高く跳ばしたチームが勝利する「トースター高跳び」。パンを焼く機能は残しつつ、トーストを空高くジャンプさせる競技に挑む。
▼生贄(いけにえ)はコレだ!
昔ながらのポップアップトースター。レバーを下げると中のバネが伸びてフックがかかり、焼き上がるとフックが外れてパンが押し上げられる。パンが上がる高さは11センチ。
▼チームによる魔改造モンスターのお披露目
注目すべきは中央に見える2本のアーム。パンが焼き上がるとトースターが真っ二つに割れてアームが回転、そのまま焼けたパンを放り投げるというが…。
▼「トースター高跳び」ルール
パンを焼く機能を残せば改造は自由
パンを最も高く跳ばしたチームの勝利
試技は2回
パンはおいしく焼くこと
改造費は試作も含め5万円以内
▼天井までの高さは10.5メートル
長いアームを高速回転、ハンマー投げの要領で勝負を賭ける
バネやローラーは使わず、パンをハンマーのように回転させて投げる機構を考案する。しかし、どんなに高速で回転させても真上にいかなければ、その威力は発揮できない。パンを投げるタイミングの調整が勝負の分かれ目となる。
▼まずはトースターを分解し、仕組みを細かく分析
▼モーターを使って跳ばすアイデアを出す
▼3日間試してみるが、うまくいかない…
▼ハンマー投げのように、パンを振り回して投げるというアイデアを思いつく
▼試作機でのジャンプは上々
▼いよいよ、本格的な設計に着手
しかし、アームを回転させる時にトースター本体が邪魔になるという問題に直面。
▼トースターを大胆に切断する
▼徐々にモンスターの骨格が組み上がっていく
▼カギとなるのが、トーストを放つ時の角度を検知するセンター
▼理想の角度は、水平から4~5度
▼しかし、高速回転するアームにセンサーが反応しきれない
▼センサーをもう一つ追加する
あらたなセンサーに、アームが支柱を通過したことを検知させる。
▼支柱から理想の角度に達するまでの時間をプログラミング
▼真上に投げるためには、1000分の1秒単位の調整が必要になる
▼本番まで残り1週間。実験を繰り返し、答えを探し続ける
▼ハンマーではなくトーストを投げるモンスター「投星(とおすたあ)」誕生
いざ本番!