トースター高跳び:投星(とおすたあ)(T大)

NHK
2022年5月20日 午後3:10 公開

「投星(とおすたあ)」

最高学府の頂点に立つ「T大」が生み出したモンスターマシン「投星(とおすたあ)」。

トースターを魔改造し、食パンをより高く跳ばしたチームが勝利する「トースター高跳び」。パンを焼く機能は残しつつ、トーストを空高くジャンプさせる競技に挑む。

▼生贄(いけにえ)はコレだ!

昔ながらのポップアップトースター。レバーを下げると中のバネが伸びてフックがかかり、焼き上がるとフックが外れてパンが押し上げられる。パンが上がる高さは11センチ。

▼チームによる魔改造モンスターのお披露目

注目すべきは中央に見える2本のアーム。パンが焼き上がるとトースターが真っ二つに割れてアームが回転、そのまま焼けたパンを放り投げるというが…。

▼「トースター高跳び」ルール

  • パンを焼く機能を残せば改造は自由

  • パンを最も高く跳ばしたチームの勝利

  • 試技は2回

  • パンはおいしく焼くこと

  • 改造費は試作も含め5万円以内

▼天井までの高さは10.5メートル

長いアームを高速回転、ハンマー投げの要領で勝負を賭ける

バネやローラーは使わず、パンをハンマーのように回転させて投げる機構を考案する。しかし、どんなに高速で回転させても真上にいかなければ、その威力は発揮できない。パンを投げるタイミングの調整が勝負の分かれ目となる。

▼まずはトースターを分解し、仕組みを細かく分析

▼モーターを使って跳ばすアイデアを出す

▼3日間試してみるが、うまくいかない…

▼ハンマー投げのように、パンを振り回して投げるというアイデアを思いつく

▼試作機でのジャンプは上々

▼いよいよ、本格的な設計に着手

しかし、アームを回転させる時にトースター本体が邪魔になるという問題に直面。

▼トースターを大胆に切断する

▼徐々にモンスターの骨格が組み上がっていく

▼カギとなるのが、トーストを放つ時の角度を検知するセンター

▼理想の角度は、水平から4~5度

▼しかし、高速回転するアームにセンサーが反応しきれない

▼センサーをもう一つ追加する

あらたなセンサーに、アームが支柱を通過したことを検知させる。

▼支柱から理想の角度に達するまでの時間をプログラミング

▼真上に投げるためには、1000分の1秒単位の調整が必要になる

▼本番まで残り1週間。実験を繰り返し、答えを探し続ける

▼ハンマーではなくトーストを投げるモンスター「投星(とおすたあ)」誕生

いざ本番!