(2022年10月14日放送)
「代打、ゴルゴ松本~!」
もともとのゲストだった女子野球の草分け的存在・片岡安祐美さんがご体調を崩され、急きょ、ゴルゴ松本さんをお招きするというドタバタで始まったこの番組!11月20日に行われたプロ野球のドラフト会議に夢をかける熊本ゆかりの若者たちを特集し、みんなで「夢」を語り合いました。
そんな中、NHK熊本では、放送前から視聴者の皆さまの「夢にまつわるエピソード」を募集!番組の中でご紹介しました。
寄せられた投稿は全部で、およそ60通。ここでは、「熊本から夢を語ろう」の呼びかけに応じて送っていただいた投稿の一部をご紹介したいと思います。
【子どもたちの夢: やっぱり人気は・・・。意外な夢も!?】
まず、ご紹介したいのは、子どもたちの夢!
「(小学)3年生の途中から野球を始めた。練習や試合をしていく中で、今の夢は、甲子園でプレーをする事。それに向かって頑張りたいです。」 野球少年ひよっ子 10歳
「幼い頃の夢は、産婦人科医。高学年になるにつれ夢は変わり、勉強より野球に打ち込むようになった。だが、野球選手になれるほど上手くはない。でも、目標はある。それは部活を続けること。決して簡単なことではないが、それが夢へとつながる第一歩になれば良いと思う。」 穂波(ほなみ) 12歳
「夢は、プロサッカー選手になること。点を取るのが楽しい。」 歴史の迷子さん 11歳
やはり「スポーツ選手」は人気がありますね。小学生に「将来なりたい職業」を聞いた、あるランキングでも、1位はサッカーで、2位は野球に関わる仕事だそう。
そんな中、“意外な夢”も寄せられました・・・。
「ゆめは、動物の飼育かかりか自動はんばいきです。自動はんばいきになったら、その中のジュースをのめるからです。」 ゾロゲッコウガ 8歳
「自動はんばいきになる」・・・夏や冬は、特に過酷な仕事のような・・・なんてのは、夢のないオトナの発想!?「中のジュースが飲めるから」と自由に広がる夢に、ほっこりさせられました。
【20~30代の夢: 「誰かのために」との思いも・・・】
20代、30代のみなさんになると、多かったのがお仕事にまつわる夢でした。
「自分のエステのお店を開業すること(が夢)。家を建てたら、その一角でする予定です^^ そのために研修に力を入れてます^^」 姉友人 24歳
「私の夢、それは飲食店2店舗目を開店させることです。コロナ禍、お客様の減少は否めませんが、12年培ったノウハウと信頼関係を信じて、今年度中に必ず達成したいと思ってます。夢は、見るのは簡単ですが実現には相当な努力と行動が必要です!だからこそ、同じ夢を持つ方の見本になりたいです。」 船場のミケルソン 38歳
「私は医者になりたくて医学部を目指して2浪するも夢かなわず、とりあえず大学に行き就職しました。一番やりたかったことができず最初は辛かったですが、今は会社で先輩方と肩を並べて大きな事業に関わりたいという野望を抱いています。夢はかなっても、かなわなくても新しく生まれてくるのかなって思います。」 日々精進 29歳
「夢は、新しく生まれてくる」。同じ夢を追い続けることもステキですが、夢がどんどん生まれてくる人生もステキだなぁ、なんて感じさせてもらえる投稿でした。
また、20代30代と年齢を重ねる中で、それまでにお世話になった人など「誰かのために果たしたい夢」もたくさんいただきました。
「身近な人が困っている時に、いつでもすぐに助けられる存在でありたい。今も、これまでも、誰かにずっと助けられてきた運が良かった人間なので、助ける側にそろそろいきたい。」 ふらごり 27歳
「高校時代、控え選手だった私は、大学でサッカー部の主務としてピッチ外から支える道を選んだ。高校時代に味わった悔しさを押し殺し、夢をかなえる仲間を支えていくことは、私のやりがいとなった。今は、大学職員として、夢を掴む学生の手助けをしたい。」 ダービー 23歳
そして、自分を支えてくれた両親への思いをつづってくれた方も・・・。
「親孝行をすることが私の夢だ。学生の頃いじめにあい、私は精神的に追い詰められ、人生のどん底にいるようだった。そんな私を見かねた母は毎日外へ連れ出してくれて、父は私が決めた道を応援してくれた。そのおかけで、目標だった大学に進学することができた。両親に恩返しできるように努力したい。」 ティン 20歳
ご両親がティンさんを支え続けたことで夢(目標)の大学進学が実現し、そこからまた「両親への恩返しという夢」が生まれる。ステキな“夢の循環”を感じさせてくれる投稿、ありがとうございました。
【40代以上の夢: まだまだ夢は終わらない!】
今回、募集を始める前、個人的には「投稿者のほとんどは、子どもさんかな?」などと勝手に想像していたのですが、募集を始めてみると、なんとなんと投稿者の半数以上が40代以上の方々。中でも、まだまだ新しいことに挑戦したいという“気迫”を感じる投稿をたくさんいただきました!
「違う文化を持つ人達とたくさん話をしたいのでマルチリンガルになりたい…と、とりあえず、外国人と触れ合いたくてボランティアガイドになりましたが…仕事に忙殺される日々…。携帯アプリで毎日英語に触れる努力は継続中。他の言語もトライしたい。あきらめず努力を継続すれば夢は実現できる」 尊ちゃんママ 48歳
「還暦に近づき、これからの体力維持を目標に、半年前から週一のパーソナルトレーニングを始めました。 今まで何も運動してなかったので大変ですが、楽しんでいます。」 グルッラ 58歳
「喜寿を迎えました。ただ今、老々介護中です。外出はままなりません。そこで今年は通信講座で、似顔絵を習い始めました。つたない絵でも、似顔絵を人に見せると、みんなクスッと笑ってくれます。ペン一本を持つ力が残っている間は似顔絵を描き続け、周囲を笑顔にしたいという夢を持って学んでいるところです。」 とんちゃん 77歳
夢を持つことに“定年”はない。性別、年齢に関係なく、すべての人の背中を押してくれるような投稿の数々でした。
みなさま、ステキな「夢」の投稿、本当にありがとうございました!!番組やここでは一部しかご紹介できなかったので、ぜひ、みなさんの投稿をご覧ください!
最後に、番組に出演予定だった片岡安祐美さんが事前に寄せていただいたメッセージの中から、一部を抜粋して掲載させていただきます。
「大人は子どもに夢を持ちなさいって言うけれど、まだ夢がわからない子どもたちもいます。その子たちに、見本もみせなくて、夢を持ちなさいと言われても、子どもたちはわからないと思います。だからこそ、まずは大人が堂々と夢を語ることが大事だと私は思っています。 子どもに夢を持ってほしかったら、まずは大人がいくつになっても夢を持ち語る。 大人、子ども、世代性別関係なく、夢を語れる世の中になったらいいなって、思います。」