来る日曜日(1月22日)、3年ぶりに開催される全国男子駅伝、通称「ひろしま男子駅伝」。全国の男子ランナーが待ち焦がれた大会が迫ってきました。新型コロナの影響で、去年、一昨年と2年続けて中止となったこの大会。悔しさとひきかえに力を蓄えてきたランナーたちが、広島「安芸路」を駆け抜けます。
そこで大会を前に、われらが熊本チームのメンバーと、選手たちが駆け抜けるコースをご紹介します!
【熊本チーム メンバー紹介】
レースは都道府県対抗、チームの中学生から社会人までがたすきをつなぎます。
ことしの熊本チームのメンバーは以下のとおりです(敬称略)。
〇赤﨑 暁(あかさき・あきら)(25) 九電工(開新高出身)
〇井川 龍人(いがわ・りゅうと)(22) 早稲田大4年(九州学院高出身)
〇鶴川 正也(つるかわ・まさや)(20) 青山学院大2年(九州学院高出身)
〇楠岡 由浩(くすおか・よしひろ)(18) 慶誠高3年
〇荒牧 琢登(あらまき・たくと)(18) 開新高3年
〇永本 脩(ながもと・しゅう)(18) 九州学院高3年
〇椙山 一颯(すぎやま・いぶき)(16) 九州学院高1年
〇坂井 咲太郎(さかい・さくたろう)(15) 下益城城南中3年
〇新立 崚(しんだて・りょう)(15) 津奈木中3年
〇平方 勇多(ひらかた・ゆうた)(14) 本渡中2年
熊本県のこれまでの最高成績は2002年第7回大会で挙げた2位。木村龍星(きむら・りゅうせい)監督(50)は、今大会の目標に「過去最高順位」をかかげています。
それもそのはず、ことしの熊本チームはタレントぞろい!
福岡国際マラソンで8位入賞を果たした赤崎を筆頭に、それぞれ世代を代表する存在の井川・鶴川の九州学院コンビ、さらに今年度の国体5000mで3位に輝いた楠岡・・・
いやが上にも期待が高まります‼
【コース紹介】
伝統のコースは、広島市内から廿日市市の大野町を折り返す7区間48キロです。それぞれの区間ごとにコースをご紹介します。
(第1区=7キロ)
(平和記念公園前)
スタートは平和記念公園前。通称「花の1区」は7キロで、平和大通りから高校生がレースの口火を切ります。チームに勢いをつける重要な区間、各チームのエース級が起用されます。どの県がまず主導権を握るか、注目です!
(第2区=3キロ)
2区からは広島湾を左手に、宮島方面へ走るコース。中学生が3キロをつなぎます。中学生区間では、ほとんどの選手が、この全国男子駅伝を初めて経験することに。見ているほうも力が入ること間違いありません!
(第3区=8.5キロ)
(第3中継所付近 宮島フェリーのりば 画面奥が宮島)
そして社会人・大学生につながる3区は8.5キロ。この次の区間へとつなぐ第3中継所近くからは厳島神社をのぞむことができます。
(第4区=5キロ)
(広島カープの屋内練習施設兼寮 画面中央の白い建物)
第4区は折り返しを迎えます。コースの途中では、プロ野球・広島カープの屋内練習場の前を通る、野球好きにはうれしいコース。高校生が5キロを駆け抜けます。
(第5区=8.5キロ)
(第5中継所付近 広島工業大学高校)
第5区は、3区と並び二番目に長い8.5キロの高校生区間。終盤へつなぐ重要なポイントで、「5区でトップのチームが優勝する」とも言われるほど。実際、2013年の第18回大会以来過去8大会では、5区から6区へ首位でたすきをつないだチームが優勝しています。
(第6区=3キロ)
最終区へつなぐ6区は中学生。2区同様、3キロを一気に駆け抜けます。そして同県の偉大な先輩へとたすきをつなぎます!
(第7区=13キロ)
(フィニッシュ地点付近 広島市街地中心部)
毎年逆転劇の生まれる最終7区は最長の13キロ、一般区間です。最後は広島市内の中心部をぐるりと一周。スタートと同じ、ゴールの平和記念公園を目指し、社会人・大学生がしのぎを削ります。
NHKではレースの模様を生中継。私も第2中継所(2区と3区をつなぐところです)から、リポーターとして情報をお届けします。
【放送】総合 1月22日(日)午後0時15分~ (NHK+でも配信)
寒い広島を熱く走るランナーたちの熱気、ぜひご覧ください。
そして熊本チームの健闘を祈って、応援しましょう!