熟年期はサバイバル
中米志津子(原田美枝子)は、定年後の再就職に失敗しテレビに向かいひとり言をつぶやくようになった夫(浅野和之)に嫌気がさし、離婚を決意する。55歳にして初めての一人暮らし。夫とは違うタイプの男を求め、結婚相談所に入会して見合いを繰り返す。しかし、思うような相手は見つからず、自信を失って寂しさを募らせていく。夫からは、復縁を迫るメールが届くようになり、志津子は進むべき方向性を見失っていく。