秋田 能代市二ツ井町 バレンタインデー 大谷昌弘アナウンサーが「恋文のまち」へ

NHK
2023年2月14日 午前8:00 公開

NHK秋田「ニュースこまち」のキャスターの大谷です。

きょうはバレンタインデーですね!

学生時代は「チョコレートもらえるかなぁ」なんて期待を胸に登校していましたが、これといってモテませんでしたので、甘~い青春エピソードは持ち合わせていません…。

そんな私ですが、バレンタインデーを前に、2004年まで「きみまち恋文全国コンテスト」が開催され、「恋文のまち」として知られる能代市二ツ井町を訪ねました。

商店街に恋文すぽっと!?

JR二ツ井駅から出発。駅前商店街は「恋文商店街」と呼ばれています。

商店街を歩いていくと、ハートの看板が!「恋文すぽっと きみまち」…!?

休憩スペースには、バレンタインデーに向けてたくさんのハートのバルーンが浮かんでいて、なんともラブリーな雰囲気。

こちらは、二ツ井町商工会の施設で、商店街に人が集まるように講座やイベントを開いたり、案内所としての役割もしたりしているそう。

この時期、商店街のいくつかのお店ではバレンタインデー企画を行っているとのことで、いくつかのお店を訪ねました。

恋文商店街をめぐる

商店街で目をひく、かわいらしい看板。

こちらは、わんちゃんのトリミングのお店でした。

バレンタイン企画として、わんちゃんの写真撮影やバンダナをプレゼントしているそう。

愛犬へのバレンタインプレゼントですね。

トリマーの畑山伸也さん

トリマーの畑山さんは、地元商店街が寂しくなってきたのを感じ、少しでも力になれたらと、Uターンしてお店を開いたそうです。地元への“愛”が伝わってきました。

初恋の味!?に出会う

鮮魚やお惣菜などを販売するお店で出会ったのは、チョコグラタン

お店の人気商品のグラタンをバレンタインにあわせてアレンジしたそう。

ハート型のいちごやパンがなんともキュート。見た目はまるでケーキのようです。

チョコにグラタンって合うのかしら…?

特別に試作品をお店の中でいただきました。

おいしい。

チョコの甘みとチーズの塩味がマッチしてクセになるお味!中にはコーンフレークも入っていて、サクサク、トロトロ、いろんな食感も楽しめました。

お店の代表 髙橋大樹さん

チョコグラタンを考案した、お店の代表、髙橋大樹さんいわく「初恋の味です!」とのこと。

“甘じょっぱい”初恋もいいですね~。私の初恋は何味だったかしら…。

他にも、手書きでメッセージが書けるオリジナルのコーヒードリップバッグを販売するお店や、色とりどりのストーンを組み合わせてブレスレットが作れるお店がありました。

さすが「恋文のまち」!大切な思いが届きそうな、工夫を凝らした企画ばかりでした。

「義理チョコ」ならぬ「義理コーヒー」

色とりどりのストーンで作るブレスレットやストラップも!

道の駅もハートにあふれる

商店街を後にし、向かったのは「道の駅ふたつい」。

「道の駅ふたつい」は看板がハートです。

こちらもバレンタインデーにあわせた飾り付けがされていました。

フォトスポットも設けられていましたよ。ハートをバックに撮影してみました。

バレンタインスイーツも楽しめます。この時期にぴったりな濃厚なチョコサンデー。

また、こちらの道の駅では、ハートの絵馬が販売されていて、この絵馬に願い事を書いて、近くの恋文神社に奉納することもできます。恋の願いが叶いそうですね!

ただ冬季は基本的に神社周辺は除雪されていないのでご注意を!

今回、二ツ井町を訪ね、恋文商店街のみなさんにお話を伺うと、商店街を元気にしたいという思いを強く感じました。雪が降り、寒い中の撮影でしたが、みなさんの心遣いや熱意に、心はほっと温まりました。

「恋文のまち」は、たくさんのハートがあふれる場所でした。