映像の世紀バタフライエフェクト
2023年3月6日(月) 更新
- 第1のナチハンター、サイモン・ヴィーゼンタール 過去の経歴を隠して逃げる元ナチを暴き出すことに執念を燃やした。
- 第2のナチハンター、ベアテ・クラルスフェルト 忘却されようとするナチスの罪を追求する動きは大きなうねりとなる。
- 「死の列車」の責任者、元ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマン 世紀の裁判の映像は、世界に配信された。
- ヴィーゼンタールが描いた絵 親衛隊の旗前の骸骨に列車が飲み込まれていく。
「ナチハンター 忘却との闘い」
初回放送日: 2022年12月12日
今年6月、ドイツの裁判所で 101歳の男に、禁錮5年の有罪判決が下された。男はかつてナチスの収容所で、ユダヤ人の殺害に関与したが、戦後その経歴を隠し、100歳になるまで逃げ延びていた。「何十年経とうがナチスの罪を許さない」。ナチハンターと呼ばれる人々がいる。名前を変えて逃げのびていた元ナチを見つけ出し、裁判にかける。その執念は、「忌まわしい過去は忘れたい」というドイツ国民の空気を次第に変えていく。