医療系の企業に勤めるサラリーマン。裕福ではないが、幸福な家庭を築いてきたつもりだった。しかし、妻・夏代が巨額の遺産を相続していたことを知り、彼の日常は大きく揺らぐことに。会社内の波乱を経て、鉄平はある選択をする。

若い鉄平は、仕事で訪れる病院で夏代と出会い、彼女に心を引かれる。結婚後も仕事に励む鉄平だったが、試練が彼を襲う。

勤務していた病院で夏代は鉄平と出会い、木内との関係を清算する。人生を通じて鉄平を支えた夏代が最後に下す決断とは？

鉄平と夏代の娘。看護学校に通っているが、両親が驚くようなある事件を起こすことに。

鉄平と夏代の息子。医学部に通う学生だが、突然、事業を始めたいと言い出す。

鉄平の部下。メンタルの不調をかかえながら働き、工場の爆発事故に巻き込まれる。

弁護士。夏代の相続した遺産の管理に関わり、鉄平の話し相手にもなる。

鉄平の故郷で料理関係の仕事をしている。

鉄平(上川隆也)の部下。けして花形とは言えない試験機器調達本部で働くサラリーマン。

鉄平の母親。気丈で明るい性格。

富士見メディカル社内で微妙な立場に立つ常務。

鉄平の幼なじみ。故郷の町で、小料理屋を営んでいる。

若いころの鉄平が営業で訪れる病院の医局長。既婚者であるにもかかわらず夏代と交際を続け、鉄平に気をもませることになる。やがて立場を変え、その後の鉄平の人生にもかかわる人物である。

鉄平の妻。病院に看護師として働き、営業で病院を訪れる鉄平と出会い、結婚することに。倹約家で、家計のやりくりに努力しているが、ずっと以前に巨額の遺産を相続していたことがわかり、家族の日常が大きく変化する。