ピンデトックは、緑豆が原料の韓国風お好み焼き。小麦粉が原料のチヂミより安くて人気がある、韓国の国民食です。今回は朝鮮王朝時代から伝わる韓国庶民のソウルフードの美味しい調理法をご紹介します。
- 材料:緑豆、キムチ、キャベツ、タマネギ、豚肉、塩、胡椒、唐辛子
① 緑豆を2時間以上水に浸けた後、石臼もしくはミキサーにかけます。
韓国食材の専門店やネット通販等で購入した「緑豆粉」を使用する場合。
粉に水を少しづつ加えよく練り、ラップをして30分くらい寝かせてご使用ください。
Point1:水に浸す前によく洗い、皮を取るのがポイント。
番組シェフは2時間水に浸していましたが、緑豆の種類やコンディションによっては、
一晩ほど浸した方が美味しくなるとのこと。特に寒い時期は多めに浸してください。
★ワンポイント情報
緑豆には鉄分とカロチンが豊富に含まれているため、疲労回復・栄養補給にもよい、とされています。
② よくM I Xした緑豆に、刻んだキャベツ、玉ねぎ、キムチを投入。
調味料として唐辛子、塩、胡椒を入れてよく混ぜれば、生地の完成です。
お好みでネギや豚肉ミンチ、海鮮を入れても美味しいデス。
Point2:キムチは発酵の浅いものより、できれば熟成したキムチの方が向いています。
細かく切って、水気が残らないように絞ってから入れてください。
★ワンポイント情報
庶民的な料理のピンデトックは、凶作時にお金持ちたちが貧しい人々に分け与えていたことから「貧者餅」と呼ばれていたそう。
また韓国の人々は、雨音とビンデトックを焼くジュージューという音が似ているため、雨の日になるとピンデトックを食べたくなるんだとか。
③ いよいよ焼く作業。サラダ油もしくは胡麻油をひいて、生地を焼きます。
両面良く焼き、外側の生地がカリカリになり、表面がきつね色になってきたら出来上がり!
Point3: 油はやや多めがカリッと焼けるコツです。多すぎると天ぷらのようになってしまうのでご注意ください。緑豆は柔らかく、ひっくり返すのが難しいのでヘラを両手で使うのがコツ。
★ワンポイント情報
表面はカリっと、中はふわっとした食感で、緑豆の風味が感じられます。ピンデトックは、韓国伝統酒のマッコリとの相性が抜群です!ぜひお試しあれ!