© 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
理事長にウィーン王立音楽学校への編入を進められたかのんは、自分の進路に悩んでいた。千砂都は、かのんが世界に歌を響かせる夢を叶えるためにも留学してほしい、と言ってくれたのだが、かのんはLiella!やほかのみんなのことが気になってしまい、思い留まっていた。そこでかのんは、心を整理するために母校の小学校へ向かうことに。するとそこには、千砂都と、千砂都が呼んだLiella!のみんなの姿があって…。
見事、東京大会の勝者となったLiella!。しかし、現実を受け止めきれないウィーンは、その場を立ち去ってしまう。一方、かのんの家で打ち上げをするLiella!の9人。いつしか年も明け、初詣に向かうことに。すみれの実家の神社で、いい歌が歌えますように!と願掛けする9人。そんな中、かのんはなぜウィーンが来日したのかを気にしていた。その時、SNSで近くにウィーンがいることを知ったかのんは…。
決勝進出に向けた集中合宿のため、きな子の実家へやってきた9人。全員の距離を近づけるため、今回は曲もダンスも全部、1年生と2年生が合同で作ることにしたのだ。最初は戸惑うが、次第にアイデアを出し合っていく1年生たち。そんな中、「自分たちにとっての歌」とは……と悩むかのん。ウィーンに以前言われた、「私が本当の歌を教えてあげる」という言葉が引っ掛かっていたのだ。そこでかのんは、あることを思いつく。
ラブライブ!地区予選を突破したLiella!。しかし千砂都は、2年生にこっそり、1年生と2年生の間にかなりの実力差があると伝える。1年生が頑張っているのは確かだが、このままだと恐らく決勝進出は難しい。どうすれば……とみんなが悩んでいると、可可は今のままでいいと話す。1年生は頑張っている。今そのことを話すと、頑張りすぎて辛くなってしまうと思う、と。そんな可可を見つめるすみれはどこか不満そうで…。
ラブライブ!に向けての作戦会議をするLiella!。今年のラブライブ!はリモート形式で曲目は自由。曲はもちろんだが、多くのグループが参加する中で目立つためには、ステージ作りも重要になりそうだ。Liella!と結ヶ丘のことが伝わるステージ……。かのんは、そんなステージを作るために、結ヶ丘のシンボルについて考えていた。その町やその場所に学校があるのは、きっと何か繋がっている、意味がある……と…。
夏美を入れて、9人になったLiella!。そして、ついにラブライブ!の開催が発表された。今回は曲目のテーマが自由であるため、ラブライブ!出場用の新曲を作ろうと意気込む一同。しかし、学校の雑務を一人でこなす恋の疲労はピークに達していた。結局恋は作曲を引き受けピアノと向き合うのだが、何やら恋の様子がおかしいことに気付くメイ。そしてメイは、ふと通りかかった音楽室で、恋の秘密を知ってしまう。
夏休み中、別行動をとると宣言した1年生たち。かのんは、そのことを気にしていた。そんなかのんをほかの2年生が励ます。1年生が自ら別行動をして頑張りたいというのは、いいことなのだと。かのんは不安を残しつつも、その言葉を信じる。一方、1年生たちは夏美と共に、きな子の実家がある北海道へ合宿に来ていた。みんなと一緒に過ごす中で夏美は、自分には夢が無い。だからお金を稼ぐくらいしかできないと本音を漏らす…。
四季とメイが加入し、8人になったLiella!。そこに、Liella!の人気をかぎつけた1年生、鬼塚夏美が現れる。夏美は動画配信事業を行っていて、CEOも務めているという。今回、Liella!の宣伝を動画で手伝いたいと名乗り出た。宣伝をメンバー以外の人に任せれば、Liella!は練習に専念できるので悪い話ではない。Liella!は夏美の話に乗ることに。しかし、すみれは夏美の行動を怪しんでいて…。
1年生の若菜四季は、スクールアイドルが大好きなのになかなかスクールアイドル部に入ろうとしない同級生、米女メイを見かねていた。そしてついに、ある作戦に出る。自らスクールアイドル部に体験入部し、その様子をメイに見せつけたのだ。屋上でLiella!と一緒に練習する四季に混乱したメイは、焦って彼女たちのいる屋上へ向かうと、怒って帰ってしまう。四季はメイの事情をLiella!に話すことになり…。
昨年も出場したスクールアイドルフェスへ招待されたLiella!。出番は大トリだ。初の大舞台に緊張するきな子。そんなとき、ステージから圧倒的な歌声が響きわたる。ウィーン・マルガレーテだ。結局Liella!は特別賞を受賞したものの、優勝を逃してしまう。優勝したのはウィーンだった。ウィーンはかのんに、「そこまで大した大会じゃないみたいね…ラブライブ!って。」と言い残し、その場を後にする。