星とレモンの部屋
28歳の気鋭の脚本家による「第44回創作テレビドラマ大賞」受賞作のドラマ化。
2022年1月31日(月) 更新
この番組について
近年社会的な問題となっているひきこもり家族の8050問題。老いた両親が亡くなった後に子どもがその死体と暮らしていた、という痛ましい事件をベースに、チャットで知り合ったひきこもりの男女に起きる、ある一日のドラマ。 【放送予定】2021年3月19日(金)総合 よる10時 【作】佃良太 【音楽】macaroomと知久寿焼
出演者・キャストほか
里中いち子 (夏帆)
中学生の時のいじめがきっかけで、母親と二人暮らしのマンションの自室に18年間ひきこもっている女性。中学時代の経験がトラウマとなり、いまだに他人と直接話すことができない。唯一の話し相手だった母親の初美がある朝突然倒れてしまい、いやおうなしに社会に向き合うことになる。家庭用プラネタリウムで見る星空が唯一の楽しみ。
涼 (宮沢氷魚)
いち子のチャット相手。いち子と同様に、中学校の時のいじめがきっかけでひきこもりになる。他人と話すとパニックを起こしてしまう。一方で「自分はこんなものではない」という自意識の高さから、満たされない思いと劣等感を常に抱えている。チャットでいち子から母親が倒れたと聞き、思わぬ言葉を口にする。
涼の父 (田中哲司)
涼の父。技術者として会社では真面目に仕事をこなし家では厳格な父親としてふるまってきたが、ある日突然息子の涼がひきこもりになり、どう接してよいのかわからないまま対立関係にある。妻はすでに亡くなっている。
里中初美 (原田美枝子)
いち子の母親。ひきこもるいち子を部屋から出そうと努力したがかえって娘のプレッシャーとなり、ある時からひたすら見守ることに。いち子とは18年目にしてようやく安定した関係となり、娘がもう少しで外に出られるのでは・・とほのかに期待している。だがある朝突然、持病で倒れてしまう。