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「井伏鱒二の世界〜“荻窪風土記”から〜」

取材当時、井伏鱒二は85歳。自宅や八ヶ岳の別荘で、自分の半生や酒の話、釣りの話、太宰治の思い出などをしみじみと語った。ある日、井伏鱒二を師と仰ぐ作家の開高健が訪れ、「机に向かう気がおきない」と嘆いた。すると井伏鱒二は、「書けばよいんじゃないんですか、何でも」と静かに答えた。 …番組は、井伏が長年暮らす町の移り変わりを愛情込めて書いた「荻窪風土記」の朗読を交え、常に自然体で生きた作家の素顔を描く。