二十四の瞳
2023年3月28日(火) 更新
この番組について
1954年(昭和29年)に公開された「二十四の瞳」は、壺井栄の原作を監督・木下惠介が映画化した、今も日本映画の歴史に残る不朽の名作です。 昭和初期の物語ですが、そこで描かれる戦争・貧困・差別・弾圧などは、決して遠い過去の時代に限った問題ではありません。 主人公・大石久子は島の平凡な教師。12人の新1年生との出会いからの約20年間が描かれます。奉公に出される子、病にたおれる子、戦争から帰らぬ子・・・自分にはどうすることも出来ないという無力感に苛まれながらも、また久子自身も時代に翻弄されながらも、彼女は子どもたちに向き合い続けます。 そこにあるのは、皆に幸せになってほしいという、ささやかな、そして当たり前の願いだけなのです。 「二十四の瞳」を、私たちが次世代に伝えるべき<祈り>の物語としてよみがえらせます。 【原作】壺井栄 「二十四の瞳」 【脚本・演出】吉田康弘 【音楽】富貴晴美 【出演】土村芳 中島歩 麻生祐未 國村隼 宇野祥平 濱田マリ 近藤公園 赤間麻里子 水澤紳吾 今井悠貴 川島鈴遥 加藤小夏 仁村紗和 森田想 川添野愛 高瀬あい 草野大成 白鳥玉季 番家天嵩 浅田芭路 志水心音 ほか 【制作統括】原克子(松竹) 樋渡典英(NHKエンタープライズ) 岡本幸江(NHK)
出演者・キャストほか
大石久子 (土村芳)
大石正吉 (中島歩)
大石民 (麻生祐未)
三枝校長 (國村隼)