この番組について

1954年(昭和29年)に公開された「二十四の瞳」は、壺井栄の原作を監督・木下惠介が映画化した、今も日本映画の歴史に残る不朽の名作です。 昭和初期の物語ですが、そこで描かれる戦争・貧困・差別・弾圧などは、決して遠い過去の時代に限った問題ではありません。 主人公・大石久子は島の平凡な教師。12人の新1年生との出会いからの約20年間が描かれます。奉公に出される子、病にたおれる子、戦争から帰らぬ子・・・自分にはどうすることも出来ないという無力感に苛まれながらも、また久子自身も時代に翻弄されながらも、彼女は子どもたちに向き合い続けます。 そこにあるのは、皆に幸せになってほしいという、ささやかな、そして当たり前の願いだけなのです。 「二十四の瞳」を、私たちが次世代に伝えるべき<祈り>の物語としてよみがえらせます。 【原作】壺井栄 「二十四の瞳」 【脚本・演出】吉田康弘 【音楽】富貴晴美 【出演】土村芳 中島歩 麻生祐未 國村隼 宇野祥平 濱田マリ 近藤公園 赤間麻里子 水澤紳吾 今井悠貴 川島鈴遥 加藤小夏 仁村紗和 森田想 川添野愛 高瀬あい 草野大成 白鳥玉季 番家天嵩 浅田芭路 志水心音 ほか 【制作統括】原克子(松竹) 樋渡典英(NHKエンタープライズ) 岡本幸江(NHK)

出演者・キャストほか

  • 大石久子
    俳優
    土村 芳
  • 大石正吉
    俳優
    中島 歩
  • 大石民
    俳優
    麻生 祐未
  • 三枝校長
    俳優
    國村 隼

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