結の母・迫田七海を演じた広末涼子さんに、七海役を再び演じる上での思いや、視聴者の方へのメッセージを語っていただきました。
―本作はオーディオドラマが原作ですが、映像化すると聞いていかがでしたか。
嬉しかったです。オーディオドラマを撮っていたときに、映像でも見たいね、というお話を監督や役者さん同士でしていましたが、現実になってとても嬉しかったです。
―テレビドラマ版の脚本を初めて読んだときの感想は?
外で台本を読んでいたのですが、周りの人がびっくりするくらい泣きました。こらえきれない台本だった、と思います。
―台本読んでいく中で好きなシーンや特に想いを込めたシーンがあったら教えてください。
悲しいだけではなく、この作品ならではの優しさや美しさがきっとあると思います。大切なシーンばかりなので、見ていただいた方にも何か受け取ってもらえたら嬉しいです。
―七海を演じるとなったときに、どのような役作りをしましたか?
広:自分が作りこんだり準備したりするよりも、愛菜ちゃんに対しての安心感があったので、そこに飛び込んでいこうという気持ちでした。
―佐藤隆太さんと再び共演して改めて印象等があれば教えていただけますか?
佐藤さんご自身から出てくる優しさと人柄の良さがこの和ちゃんにぴったりだと思いました。台本を読んでいても自分の中で、佐藤さんが演じる和ちゃんの映像がイメージできました。
―演じる中で大変だったこと等ありましたか?
大変だったことではないのですが、自分の撮影がない日でも現場に行きたいという気持ちになりました。それくらい作品に引っ張られていたのかもしれないです。あとはこれから撮影する自分がご遺体になるシーンで結と和ちゃんの会話を泣かずに聞いていられるか心配です。
―実際の活動も含めて、エンディングカット自体に思うところがあれば、教えていただけますか?
オーディオドラマの時にこのエンディングカットというお仕事を知って、ヘアカットの重要さを感じました。その人の人生や思い出を蘇らせてくれる大切なお仕事だと思いました。
―視聴者の方にこのドラマをどのように見てほしいと思いますか?
それぞれの立場で日常を生きていく姿やエンディングカットを通して深まっていく家族の絆…決して悲しいだけのドラマではなく、大切なメッセージがたくさんあります。見終わったときにあたたかい気持ちになる作品だと思います。
―視聴者の方へメッセージをお願いします。
土曜ドラマ「エンディングカット」、とてもあたたかくて素敵な作品になっていると思います。ぜひご覧ください。