『ローマの休日』(Roman Holiday)

ライター 高田秀樹
2022年4月20日 午後2:10 公開

1953年

監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック

歴史ある王室のアン王女(ヘップバーン)は、ヨーロッパ各国を訪問旅行中に訪れたローマで、王女としての決まりきった窮屈な生活に我慢ならなくなってしまう。夜中に城を抜け出し、街に出たアン王女だが、直前に打った鎮静剤のせいで昏倒。見かねたアメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレー(ペック)は自宅で介抱する。
翌日、自分が助けた女性が王女であることに気づいたジョーは、特ダネをものにするため、王女を町に連れ出すことにするが……。
主役のオードリー・ヘップバーンの名を世に知らしめた出世作。ローマの街中で撮影された当時としては珍しいオールロケーションだったが、これには理由があった。当初はクレジットされていなかった原案のダルトン・トランボらは、当時ハリウッドで吹き荒れた赤狩りに追われて自由に撮れるイタリアに逃れた。結果的に、スタジオ撮影を抜け出すことになったのである。