2016年
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ
ニュージャージー州パターソンに住むパターソン(ドライバー)は、バスの運転手。毎日決まったルートを運行している。決まりきった日々を過ごしているかに見えるパターソンだが、密かに詩をノートに書き留めている。愛する妻のローラ(ファラハニ)は、彼とは異なり新しいもの好きで好奇心が旺盛だ。パターソンはしばしばローラの破天荒な行動に驚くが、二人は仲良く暮らしている。
ローラは、パターソンの詩をより多くの人に読んでもらいたいと思い、彼にコピーを取るよう促すが、彼はなかなかそうしない。土曜日の夜、二人が映画と食事から帰ると、彼のノートがめちゃくちゃに破られている。犯人は、愛犬のマーヴィンだった。
翌朝、彼が気落ちして散歩に出かけると、一人の日本人と出会う。彼はこの町の詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズのファンだと言い、パターソンに1冊のノートを渡すのだった。
パターソンは日常を愛し、その日常から特別な詩が生まれる。創造の源泉は外ではなく内にあることを教えてくれる。