2004年
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジョアン・アレン
「ジェイソン・ボーン」シリーズの第2作。恋人のマリーとインドで過ごしていたジェイソン(デイモン)の命を何者かが狙う。マリーを殺されたジェイソンは、仇をとるためナポリに向かうが、そこで逮捕されてしまう。
なぜなら、ベルリンで起きたCIA諜報員殺害の現場に、ジェイソンの指紋が残されていたからだった。CIAのパメラ・ランディ(アレン)がジェイソン逮捕に乗り出すも、彼はその手を逃れる。パメラはかつてのトレッドストーン作戦に関わっていた女性ニッキーを呼び寄せるが、それを見たジェイソンは彼女に接触、失われた記憶の中に断片的に残る「ネスキー」なる人物を知る。ロシアのホテルを訪れたジェイソンは、かつて自分がこの場所で政治家ネスキーとその妻を殺害した記憶が蘇るのだった。
自分が何者か分からないジェイソンは、さまざまな人物の思惑で命を狙われる。物語の終盤、自分が殺害したネスキーの娘のもとを訪れ謝罪するのは、来歴を奪われることの苦しみを知るからだろう。