2009年
監督:ザック・スナイダー
出演:マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グッド、パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェフリー・ディーン・モーガン
1985年、スーパーヒーローのグループ「ウォッチメン」として活躍した一人「コメディアン」(モーガン)が何者かに殺害された。元同僚の「ロールシャッハ」(ヘイリー)は、事件を調べ始める。かつてヒーローたちをベトナム戦争に送るなど利用していたアメリカ政府は、今はヒーローの活動を禁止していたが、核の事故で超能力を持った「Dr.マンハッタン」(クラダップ)だけは、対ソ連の切り札として活動している。
Dr.マンハッタンと付き合っていた「シルク・スペクターⅡ世」ローリー(アッカーマン)は、彼が人間ではなくなっていく様子に耐えられない。Dr.マンハッタンはローリーを連れて火星にテレポーテーションするが、彼女の求めで地球に戻る。だが、それによって地球各地で「核爆発」が起こってしまう。ロールシャッハと「ナイト・オウルⅡ世」ダニエル(ウィルソン)は、「オジマンディアス」エイドリアン(グッド)が一連の首謀者だと推測する。
この映画におけるスーパーヒーローたちは皆、純粋な善人たちではない。正義が単純でない時代に、どうすれば正しさを実現できるのか。ヒーローの役割も時代と共に変わらざるを得ないのだろう。