『七年目の浮気』(The Seven Year Itch)

ライター 高田秀樹
2022年4月20日 午後2:10 公開

1955年

監督:ビリー・ワイルダー
出演:マリリン・モンロー、トム・イーウェル

ニューヨークに住むリチャード(イーウェル)は、出版社に勤める会社員。夏の間、妻ヘレンと息子はメイン州へバカンスに出かけて留守だ。愛妻家のリチャードは、夜10時にかかってくるはずのヘレンからの電話を律儀に待っている。
すると、アパートの持ち主であるカウフマン氏が住む2階から、トマトの鉢が落ちてくる。見上げるとそこにはカウフマン氏ではなく、ブロンドの美女(モンロー)がいた。リチャードは彼女を部屋に招待し、シャンパンを飲み、一緒にピアノを弾いて楽しむ。その魅力に抗えなくなったリチャードは、思わず彼女を押し倒してしまい、ひどく後悔する。
二人でいるところを管理人に見られたために、このことが妻に知られてしまうと恐れたリチャードは妄想を膨らませ、ひとり大騒ぎするのだった。
地下鉄の通気口の風によって、モンローのスカートがめくれ上がるシーンで有名。今見れば微笑ましいコメディにすぎないが、当時は浮気や性的なシーンなどへの規制が厳しく、ギリギリの線を攻めた表現だったという。