『クローバーフィールド/HAKAISHA』(Cloverfield)

ライター 高田秀樹
2022年5月27日 午後2:00 公開

2008年

監督:マット・リーヴス 製作:J・J・エイブラムス
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン

日本への転勤が決まったロブ(デヴィッド)のお祝いのパーティが開かれ、親友のハッドら大勢が集まっている。ロブと恋人ベス(ユーストマン)は関係がギクシャクしており、ベスがパーティに顔を出すも口論になってしまい、彼女は早々に帰ってしまう。その直後、大きな音がして皆が外に出ると、ニューヨークの街が炎に包まれ、自由の女神の「首」が吹き飛ばされてきたのだった。
パニックに包まれた彼らは橋を渡って逃げようとするが、そこで目にしたのは得体のしれない怪物の姿だった。怪物は彼らに迫り、橋の途中でロブの兄ジェイソン(ヴォ―ゲル)は殺されてしまう。携帯電話の留守電に入ったベスから助けを求めるメッセージを聞いたロブは、混乱の最中、ベスのアパートを目指すが、怪物本体から吐き出された無数のクモのような生物が襲って来る。
映画は、ロブへのメッセージ動画の撮影を頼まれたハッドが一部始終をビデオに記録したものという、疑似ドキュメンタリーの体裁となっている。日本人ならすぐに気づくであろうが、得体のしれない怪物はゴジラがもとになっているのだろう。