夏本番!強い日差しに「日焼け対策」がキニナル

NHK盛岡キニナル「日焼け対策」取材班
2022年7月21日 午後4:16 公開

厳しい暑さに強い日ざしー。夏本番を迎えてキニナルのが「日焼け」ですよね。いつの間にか日焼けをしてしまい焦っている人、どんな対策をすればよいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。そこで、立ち上がったのがNHK盛岡放送局で働く女性たち。いま私たちが知りたい「日焼け」のケアやグッズについて調べてみました。

「日焼け」について街の人たちは…

最初に街に飛び出したのは中嶋栞キャスター。街の人の声を聞いてみると…。

「日焼け止めは顔と手など見えるところだけ。SPF50の強めのものをつけるようにしています」(50代女性)

「ゴルフ場でコースに出る前にみんなが日焼け止めを塗るのを見てまねするようになりました。男性でも年を重ねると、シミも出来てきたので」(50代男性)

「太陽が出ていなくてもけっこう日焼けするので、曇りでも日焼け止めを塗る必要があるのかな」(20代女性)

皆さん、やっぱり日焼けを気にしているようでした。

紫外線の種類 UVAとUVBって?

実は、肌に影響がある紫外線には、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の2種類あります。このうちUVAは肌の奥深くまで届いてじわじわと肌に影響を及ぼし、シミやシワ、たるみの原因に。UVBは表皮にダメージを与えて赤く炎症を起こすなど、屋外での日焼けの主な原因になっています。

日焼け止めのPAとSPFって?

そして、日焼け止めでよく見る「PA」や「SPF」の文字や数字。UVAを防ぐ指標がPA、UVBを防ぐ指標がSPFです。PAは「+」が多いほど、SPFは数字が大きいほど紫外線の防止効果が高いことを示しています。なんとなく分かっているようで、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

盛岡の紫外線 7月8月が最強

こちらは、盛岡市の月ごとの紫外線の強さを示したグラフです。最も強い時期は7月と8月。まさに今でした。

曇りでも油断禁物!

さらに注意!たとえ曇りや雨の日でも紫外線に油断してはいけません。曇りでも快晴の日の約6割の紫外線が届いているからです。

日焼け止めグッズ 人気商品を調査

それでは、どのようにして日焼けを防いだらよいのでしょうか。今度は中條奈菜花キャスターが、どんな対策グッズがあるのか、盛岡市にある生活雑貨店を訪れました。

店頭には様々なタイプの「日焼け止め」がズラリ。塗った時に顔の肌色を補正してくれるものや、全身にも使いやすいスプレータイプなど。そんな中、こちらの店でことし最も人気なのはスティックタイプで、手を汚さずにムラなく塗れることがうけているそうです。

注目は日傘 男性の購買が急上昇

人気が高まっている商品の1つが、晴雨兼用の傘です。デザインはビジネスシーンでも使えるシンプルなものが人気だそう。性能も高まり、裏面がポリウレタン樹脂でコーティングされ、紫外線や直射日光を遮断できるとうたっている商品もあります。街中で日傘を差している男性を見かけることも増えたように思います。

日焼けの正しいケア 知っていますか?

皮膚科の医師を訪ねたのは、菅谷鈴夏アナウンサーです。肌のトラブルに詳しい佐々木皮膚科の佐々木豪院長に、日ごろの疑問を率直に質問しました。

Q:日焼け止めの選び方は?

A:大まかに言いますと、顔と首と、それから体と腕というように分けた方がよいと思います。顔や首はいろんな刺激に弱いので、SPFが高いもの、例えば50を塗ると赤くなったり、刺激性の皮膚炎を起こすことがあります。なので、顔はSPF20~30、顔以外の体や腕はSPF50前後、PAが2+から3+のものを選ぶのがよいと思います。

Q:日焼け止めを塗る回数やタイミングは?

A:最近の日焼け止めだと、ひと塗りからふた塗り、そっと塗るくらいで2~3時間ごとに塗り足せば十分な日焼け止めの効果は得られると考えていいと思います。

Q:日焼け対策は、夏だけでなく通年で行った方がよい?

A:紫外線は4月から9月あたりが強く、特に7月から9月が強くなりますが、盛岡の場合は、雪が降ったあとの天気が良い日に冬場の照り返しがあるため、夏と同じくらい日焼けすることがあります。1年を通じて日焼け止めを塗る習慣は、盛岡のような雪が降る寒い地域ではやった方がよいと考えています。

Q:マスクをしている所としていない所の日焼け止めの塗り方は変えた方がよい?

A:マスクはある程度の紫外線をブロックしてくれる可能性はありますが、やはり今時は日ざしが強いので、マスクをしていても日焼けはします。マスクをしていると、日焼け止めを塗っても、マスクを取ったり付けたりすると布で拭いているような状態になるため、やはり少し日焼け止めが取れたな思ったら、他の部位よりは少し多めに時間をあけないで塗り直した方がよいと思います。

Q:日傘やアームカバーなど様々なグッズがあるけれど、効果的な使い方は?

A:日傘はとても有効だと思います。高齢の方で、若い頃に日焼け止めクリームがほとんどなくても、日傘を差して日焼け対策をした方はシミが少ないという方がいます。

Q:日傘をしていれば、日焼け止めはしなくてもよい?

A:紫外線はほとんど上から当たってくるのがメインなのですが、実際はアスファルトのようなものは照り返しがあるので、日傘に加えて日焼け止めする対策が最も効果的です。

Q:キュウリやレモンのパックって効果あるの?

A:実は、全く効果はありません。むしろそういう果物を使って、顔を洗わないで外に出ると、紫外線に反応して皮膚炎を起こす可能性があります。

Q:紫外線対策は、老若男女必要なの?

A:最近は男性の意識も高まっていて、外来患者も多くいます。大事なのは、ある程度日焼け対策をしっかり行っておくと、将来、皮膚ガンになることを防ぐことにもつながります。日焼け止めは性別にかかわらず大事ですし、特に男性は、女性に比べてアクティブに外に出る傾向があるので、男性こそ、日焼け止めをした方がよいと思います。

Q:幼い子どもの日焼け対策は?

A:小さな子どもは日焼け止めでかぶれるというリスクもあるので、例えば30分以上とか1時間以上の長い時間、外にいるときは日焼け止め塗った方がよいでしょうし、それ以外であれば、例えば七分袖の洋服を着るとか、帽子をかぶるとか、物理的な対策のほうがおそらくよいと思います。

Q:日焼けをしてしまったあとのケアで大切なことは?

A:冷たいタオルで冷やすとか、保冷剤をタオルで巻くとかして局所を冷やす、その部分の温度を冷やすことが大事です。最近は、日焼け対策グッズとして楽しいものがたくさんあるので、そういうものを楽しく手軽に、その人にあった使いやすいものを選んで、夏を日焼け止めと一緒に楽しく過ごすことがとても大切だと思います。

紫外線が強い夏はまだまだ続く!

今回の取材を通して、私たちは日焼けについて知らなかったこと、勘違いをしていたことの多さを実感しました。紫外線の強い夏は、まだまだ続きます!正しい知識とケアで、皆さんと一緒に乗り越えて行きたいと思います。

知っているようで知らなかったことって、まだまだあるはずー。

これからも、私たち女性の目線で気付いたキニナルことや知りたいことを取材して、分かりやすくお伝えしていきたいと思っています!        

                 (NHK盛岡キニナル「日焼け対策」取材班)