正義の天秤 Season2

「元外科医」の肩書を持つ弁護士。徹底した合理主義者で、天才的な思考力と推理力を持つ。創業者のカリスマ弁護士・佐伯真樹夫が急逝した名門・師団坂法律事務所を立て直すべく、真樹夫の娘で弁護士の芽依に招へいされ、刑事部門を担当するクセ者弁護士揃いの「ルーム１」を率いる。もちろん、自身が最もクセ者である。暴漢に襲われ意識不明だった恋人・久美子は、回復したかに思えたが…。

師団坂法律事務所・創業者の一人娘で、新米の弁護士。真っ直ぐな性格だが、一生懸命さが空回りしてし、時には被疑者に感情移入し過ぎることも。鷹野に振り回されてながらも逞しく成長していく。ある事件をきっかけに、自身の知らなかった過去と向き合うことになる。

元ニートでコンプレックスが強いが、人生の一発逆転を狙って猛勉強し、弁護士資格を取得。アニメやゲームが好きなオタク気質で、ハマるととことんのめり込む。他人に寄り添う優しい性格。鷹野に感化され、自身の「正義」を追い求め奔走するように。ニートを卒業した今もゲーム好きは変わらず、オンラインゲームのオフ会で、ある女性と運命的に出会う。しかし、その背後にはある男性の存在があって…。

元判事のエリートで誇り高き女性弁護士。容姿端麗で頭脳明晰。裁判官時代の経験と人間関係を駆使しての弁護が得意。記憶力、暗記力は飛び抜けているが融通が効かない面がある。判事時代に、自身が殺人罪で無期懲役の判決を下した受刑者からの再審請求依頼のための弁護を依頼されるが…。

元刑事の人情派弁護士。刑事時代の人脈を生かした弁護を得意としている。相手の警戒心を解くことに長け、他人の痛みが分かる苦労人。妻に先立たれ、一人娘は中学の時に家出。娘の存在はずっと気になっているが、探すことはしていない。最近、健康診断の結果が芳しくなくないようで…。

自分の世界観に入り込みがちな中華料理店のウェイトレス。ゲームが大好きな元ニート。妄想で脳内世界に飛び込みがち。自分の興味のあることは早口で捲し立ててしまう傾向があり、特に、大好きな「恐竜」の話になると止まらない。 憧れているのは、最強の肉食恐竜・ティラノサウルス。中華料亭店でウェイトレスをしているが、社会経験が少ないこともあり、ミスする度に落ち込みがち。

快活で明るく正義感の強い元弁護士。鷹野の恋人。療養中。自分のことよりも他人のことを先に考える性格。ある冤罪事件に興味を抱き、独自に調査を行っていたが、真犯人である南野一翔に襲撃され、意識不明の状態に。徐々に回復が見られたかに思われたが…。

師団坂法律事務所で企業法務を担当するシニアパートナー。抜群の人脈と交渉術で常に師団坂法律事務所の収入を支える存在。真樹夫亡き今、事務所のトップ。刑事事件部門「ルーム１」の廃止を検討していた折に、真樹夫から全権委任された鷹野が登場し、面白くないと思っている。

師団坂法律事務所の創設者でありカリスマ弁護士。多くの有能な弁護士たちや依頼者から絶大な信頼を得て募われている人徳者だった。久美子を通じて久美子の恋人・鷹野と面識があった。刑事事件において、人を治療するような弁護・裁判を行うことを理想と唱え実践していた、鷹野の弁護士としての師のような存在。

鷹野、芽依、久美子を見守る、師団坂教会の女性牧師。キリスト教徒だった佐伯真樹夫とは旧知の仲であり、幼い頃に母親を亡くした芽依のことを、母親のように公私にわたり気にかけている。同じく幼いころから教会の日曜学校に通っていた雨宮久美子のことも可愛がっていた。鷹野とは雨宮を通じて知り合った。真樹夫亡き後、鷹野と雨宮、芽依のことを時に励ましながら、優しく見守っている。