「指す将」「観る将」、“初心者”も楽しめる将棋番組
NHK杯出場の50人はシード棋士32人と予選通過者の18人。予選通過は通常、一日3戦3連勝せねばならないほど過酷。そのため棋士にとってはシード権獲枠が目標の一つとなる。中でもB級2組以下の棋士にとって関心があるのが総合成績優秀者枠。今回、惜しくもシードを逃した高田明浩五段、斎藤明日斗五段に注目。明暗を分けた二人のNHK杯予戦を紹介する。
4月から始まる将棋講座の講師は、将棋界の“イケおじ”中川大輔八段。手厚く、力強い棋風で知られ独自の将棋観を持つ。無類の山好きで、年の3分の1は山に登るとか。聞き手は山根ことみ女流三段。居飛車・振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダー。詰将棋で鍛えた終盤力が持ち味。そんな二人がスタジオに登場。講座の内容を紹介したり、将棋ゲームを楽しむ。
“観る将”から“指す将”まで楽しめるユニーク・コーナー「NO将棋 NOLIFE」。独自のルールで勝負する「変則将棋」、過去から現代にわたり将棋界で輝きを放った棋士をユニークな語りで紹介する「名棋士列伝」、棋士から寄せられる無茶ぶりにMC高橋が挑戦する「5ミニッツ、棋士のムチャぶりをクリアせよ!」など多様な企画を放送してきた。今回は変則将棋を中心に総集編をお伝えする。
第71期王座戦挑戦者決定トーナメントで、藤井八冠に対して勝率98%になるまで追い詰めた村田顕弘六段。その武器こそが独自に編み出した戦法「新・村田システム」である。藤井八冠もその戦法の対応には困ったと語っている。対局は終盤の逆転で敗れたものの、その熱戦に将棋ファンは大いに沸いた。村田六段をスタジオに招き、対局を振り返りながら、「新・村田システム」について伺う。
NHK杯もいよいよ大詰め、ベスト4が出そろった。藤井聡太NHK杯選手権者、羽生善治九段、佐々木勇気八段、増田康宏七段の4人だ。ここに至るまでの4人の棋士の印象に残る対局を取り上げ解説する。いずれも、ベスト4に残るトップ棋士たちの名局である。
江戸時代の将棋を振り返る特集の第3弾。今回は将棋博士・堀口七段からの要望により「鬼宗看」と呼ばれ圧倒的な強さを誇った伊藤宗看を特集する。宗看は前回特集した天才棋士印達の弟で、兄に代わり伊藤家を継ぐことになる。宗看の残した詰将棋作品も紹介する。
将棋界にある師弟関係。棋士・女流棋士になるには必ず師匠に弟子入りする必要がある。なぜ、師匠が必要なのか?師匠は弟子にどんな指導をしているのか?師匠と弟子の関係はどうなっているのか?将棋界でも多くの弟子をもつ関西の名師匠・井上慶太九段に師弟関係についての事情をうかがう。
緊迫する戦いの中で、棋士たちが放つ“絶妙手”。状況を急転させる一手や、意表を突く非凡な一手。懐かしの映像で楽しむ「NHK杯プレーバック」、今回は、中原誠、谷川浩司、森内俊之、三人の永世名人の絶妙手を取り上げます。「NO将棋 NOLIFE」は棋士達が使う「将棋業界用語」を紹介します。日常生活のいろんな場面で使ってみてはいかがでしょうか?!
棋王戦が開幕した。竜王戦に続き、挑戦者となったのは伊藤匠七段。初めてのタイトル戦・竜王戦では4連敗といいところなく敗退したが、今度は2度目で、タイトル戦の雰囲気にも慣れたはずだ。同年代、幼き頃からのライバルであるがゆえに、藤井聡太八冠打倒の思いも強いものがあるだろう。今回は師匠の宮田八段に、棋王戦にのぞむ伊藤匠七段へのエールをいただいた。
トップ棋士が四段に昇段した日の映像を振り返るシリーズの第3弾!今回は“関西の貴公子”こと斎藤慎太郎八段と一緒にデビュー当時を振り返っていきます。「鬼の棲み処」と評せられる、厳しい戦いが繰り広げられる三段リーグの思い出、当時戦った棋士たちの印象、苦労してプロになった当時の目標は?などを振り返る。さらに、「NO将棋 NOLIFE」では、斎藤八段の趣味「料理」についても取り上げる。斎藤ファンは必見です!