第2週 読んでわかる「詳しすぎるあらすじ!」

NHK
2022年4月14日 午後11:00 公開

【#5】

英語教師・水口里紗子(滝沢カレン)誘拐の謎を解けという挑戦状が、欅台高校3年の黒川(井上祐貴)たち生徒4人に届いた次の日。3月8日(火)朝8時、水口先生が始末されるタイムリミットまで54時間。卒業式まではあと2日。黒川、高畑(桜田ひより)、荻生田(西山潤)、小松(紺野彩夏)は、それぞれの自宅から、スマホのグループビデオ通話で作戦会議をしています。配信された水口先生の監禁動画から、場所を特定するヒントも見いだせずにいました。黒川は何やら気味の悪いスムージーをミキサーでつくって、グイっと飲んでいます。(材料は、牛乳・青汁の素・バナナ・あんぱん・チョコバー。混ぜない方がいいのでは…)何か食べて、しっかり寝ることが、水口先生救出の鍵だという黒川。挑戦状を各自に送ることができたのはやはり教師で、職員室に犯人がいると考え、黒川はあらためて数学教師・伊藤倫太郎(中尾明慶)に連絡します。馴染みの店「よるイチ」で朝一から話を聞ききたいと。

しかし、欅台高校で会議を終えた伊藤先生が学校を抜け出そうとするも、久田教頭(枝元萌)に制止されてしまい、結局、学校内で話をすることに。登校した黒川たち4人は、中庭で小菅理事長(北山宏光)が「水は足りているか?」などと植物に話しかけているところに遭遇します。妖精を見かけて幸せになれると喜ぶ小松、学校選びを間違えたと荻生田。

そんな中、柿本校長(峯村リエ)はテレビの取材に応えていました。数々のトロフィーとともに、勉強・スポーツの輝かしい実績を誇り、教師はとても優秀だとアピールします。さらには「一人一人に居場所を」という校則についても解説。生徒は花のようなもので、それぞれ育つ環境が違うため、校則を廃することで、一人一人に自分の花を咲かせてほしい。その代わり、風紀を乱した生徒には何時間も、ときに何日も、面談を行っていると語ります。

生徒指導室で、伊藤先生に水口先生に関する話を聞く黒川たち4人。水口先生は生徒から人気だが、何かと派手であるため、一部の先生からはよく思われていなかったと語る伊藤先生。体育の野上先生(池内万作)は、水口先生のスカート丈が短いことを注意したところ、水口先生はセクハラだと反発、口論になっていました。また、音楽教師の宇部(木村達成)も水口先生と因縁が。去年、二人は付き合っていたというのです。真面目そうに見えて、女性関係が奔放な宇部先生。結局、水口先生の方が振って、数か月で破局したとのこと。さらに、野上先生と宇部先生にはイタズラ被害にあったという共通点があると明かします。野上先生は大事にしていたサッカー部の集合写真を破られ、宇部先生は部員から貰った指揮棒を折られていました。黒川はそのイタズラの犯人が水口先生で、その報復として野上先生と宇部先生のどちらかが誘拐事件を起こしたと推測。仮にイタズラの犯人が水口先生でなかったとしても、ありうると考えた黒川たちは、捜査の焦点を野上先生と宇部先生に絞ることに。伊藤先生が見せてくれた教師の行動管理表を基に、動画が配信されるタイミングで二人を見張る計画を立てようとします。

そんな中、次の監禁動画は12時配信という予告が届きます。一方、警官の市原(森田甘路)と梶浦(足立梨花)は、欅台高校の件を思い出していたところ、監禁事件の通報を受け、警察署から現場に急行。

欅台高校で引き続き、テレビ取材を受ける柿本校長は、「告白カード」について解説。月に一度テーマを与え、生徒たちに作文を書かせることで、生徒の本音を可視化しているといいます。生徒指導室では、黒川たちが監視計画を練る中、小松が大学の合格発表の日のため、見張りに参加しないと言って去ってしまいました。ここで、3年7組、小松澪の告白カードに記された「高校生活で一番悔しかったこと」の一部が明かされます。

「私はこの高校に入ってすぐ、ある先生に一目惚れをしました。なぜ惹かれたかは自分でもよく分かりません。けれど気持ちは確かで、先生の授業が待ち遠しくて仕方ありませんでした。七月のことです。先生が、夏休み中にワークショップを開くと言い出しました。もちろん参加したかったのですが、得意科目ではなかったので迷いました。そこで先生に相談すると、不安なら事前に個人指導をしようかと言ってくれました。私は舞い上がりました。先生からそんな提案をしてくれるなんて夢のようでした。何回目かの指導の後、私から告白しました。先生は、受け入れてくれました。」

学校の廊下を歩く小松は、女生徒に囲まれている宇部先生に遭遇。宇部先生も小松に気付きますが、小松は宇部先生を見ることなく、去っていくのでした。

【#6】

黒川たちの教師張り込み計画を抜け出し、高校近くの川沿いで悩んでいる小松澪。小松の告白カードに記された「高校生活で一番悔しかったこと」の続きが明かされます。

「先生との交際が始まってからは、周りに気付かれないよう、なるべく遠くで会うようにしました。秘密の恋愛はとても楽しかったです。幸せを感じる日々でした。私にとっての青春はこれなんだ、これでいいんだって、心から信じていました。だけど—-」

小松は「付きまとってくるJKがうざい件について」と題されたネットの掲示板をスマホで読んでいました。そこへ高畑から小松に電話がかかってきます。水口先生の監禁動画が配信される予定の12時まで、音楽の宇部先生の行動をみんなで監視するから協力してほしいというお願いでした。しかし、小松は断ります。仕方なく黒川、高畑、荻生田は、音楽室監視を3人で分担することに。

その頃、警官の市原と梶浦は、監禁の通報を受けたアパートに到着。なぜかこの辺りだけ雪が少し降っていたのは物語と関係ありません、念のため。近くを通り過ぎた赤い髪の男に引っかかる梶浦。市原と梶浦が部屋の前までくると、先に着いていた警官が大家に話を聞いていました。入居者はほとんど誰も姿を見ていない30代男性で、隣の部屋からの通報で、女性の叫び声が聞こえたとのこと。鍵が変えられていて、中には入れません。

欅台高校では、黒川、高畑、荻生田の3人が、音楽室の外の異なる地点から、音楽室の中にいる宇部先生の監視を始めていました。音楽室で『翼をください』を独唱し、体全体で自己陶酔気味に表現する宇部先生。3人はグループ通話中。宇部先生はナルシストっぽさもありながら、凄くモテて、毎年バレンタインになるとチョコを持った女の子が殺到すると話す高畑。

監視の最中、荻生田は突然、「そこで何をしてるんですか?」と声を掛けられます。声の主は小菅理事長。最近独り言が趣味だとごまかす荻生田でしたが、小菅理事長も植物の世話をしていると独り言が増えると返します。逃げようとする荻生田は、理事長の植物の世話に巻き込まれ、監視を離脱せざるをえなくなります。

荻生田は何とかなると思った黒川は、電話で、高畑を心配します。宇部先生は、高畑の所属する合唱部の顧問だからです。それでも、高畑はむしろ疑いを晴らしたいと話します。音楽室の中で一人、歌い終えた宇部先生は、ガラスの靴を磨いていました。高畑によれば、音楽選択の生徒は2年生の終わりに、ミュージカルをすることになっており、今年の題目がシンデレラだからとのこと。急に音楽室を出ていく宇部先生。黒川が後を追おうとしますが、大きな荷物を運ぶ他の生徒たちに阻まれ、見失ってしまいます。

一方、引き続き、アパートにいる警官の市原と梶浦が、監禁の通報のあった部屋の中へといよいよ潜入。怪しい人形や、ドレス、仮面が散乱しています。誰もいないのかと思いきや、力なく響く「助けて…」という声。驚く市原と梶浦がトイレのドアをあけるとそこには…!

宇部先生を見失い、学校の中庭で再合流した黒川、高畑、荻生田。宇部先生を探そうとした矢先、12時配信予定の監禁動画が、12時になる5分前に配信されます。であれば、犯人は見失った宇部先生か!…と思いきや、帰ったはずの小松からグループ通話で連絡が。小松がかつて宇部先生を見かけた屋上で、宇部先生がまさに一休みをしているのを見張っており、写真を皆に送るのでした。動画を配信している様子のない宇部先生はシロという黒川。小松に感謝する高畑。

アパートでは、便器に挟まって抜けなくなった男(クロちゃん)が登場。監禁と勘違いされたのは、とんだお騒がせ者の甲高い声でした。警官の市原と梶浦に謝る男。監禁の通報が続くことを不審がる梶浦は、ふとアパートに到着したときに見かけた赤い髪の男が、通称・ローズヘッドの寺木(高橋侃)であることを思い出します。出所していたことに驚く市原。

 生徒指導室へ戻り、購買部のパンを食べながら話す黒川たち4人。そこへ、次の動画配信予定が15時との通知がまた届きます。体育の野上先生がちょうど授業の空き時間で、トレーニングルームによくいることから、見張りの計画を立てようとする黒川たち。しかし、荻生田がトイレに行くと生徒指導室から出ていきます。ここで、3年5組、荻生田隼平の告白カードに記された「高校生活で一番悔しかったこと」の一部が明かされます。

「僕はもともと、部活がやりたくてこの高校に入った。中学三年生の時に参加した学校説明会で『運動部には質の高いコーチ陣がついている』と校長が語っていたのを聞いて、迷いなく欅台高校への入学を決めた。もう少しリサーチしておけばよかった、と、後になって悔やんだ。確かに優秀なコーチがいる運動部は多かったが、僕が入った部活に限ってはコーチがおらず、ほとんど未経験の顧問が練習メニューを決めていた。当然、部としての実力もそれほど高くなかった。最初の一年間は出場した全ての大会で都大会に進めなかった。こんなことなら他校を選べばよかった、と落ち込んだ。転機が訪れたのは、二年生になってすぐのことだ。別の学校でも指導経験のある体育教師が入って来て、僕たちの顧問に着任した。部の雰囲気が、劇的に変わった。」

トレーニングルームでトロフィーを磨いている男の背中。その男はサッカー部顧問で体育教師の野上。こめかみのガーゼをそっと撫で、破られたサッカー部の集合写真を眺めているのでした。

【#7】

欅台高校・トレーニングルームの外にある階段から、野上先生を見張る黒川、高畑、小松。野上先生は、電気刺激を与える腹筋ベルトをつけ、有名サッカー選手のゴールパフォーマンスのマネをしています。荻生田は他の3人とは別の場所から野上先生を見つめていました。3年5組、荻生田隼平の告白カードに記された「高校生活で一番悔しかったこと」の続きが明かされます。

「顧問が変わり、全員の気持ちに火が付いた。というより、手を抜こうとすると全員の前で顧問に罵倒されるから、真剣に練習せざるをえなかった。僕はそれまで以上に練習に励んだ。部の成績も上がった。地区大会を突破し、都大会に進むことができた。ただ—-」

 野上先生の監視を続ける荻生田のところに、スポーツ推薦で大学に進学した先輩2人がやってきて荻生田に話しかけます。野上先生に呼ばれて母校を訪ねてきたとのこと。荻生田は進学する大学が決まったと伝え、先輩たちは過去に色々あったが飲みに行こうと声をかけ去っていきます。荻生田は何とか怒りをこらえました。一方、階段から野上先生の監視を続けていた黒川、高畑、小松。スマホを見つめ、動画配信を待っていましたが、15時配信のはずが、17時配信に急遽変更されたという通知が届きます。

 いったん、生徒指導室に戻った4人。荻生田がサッカー部の2年生と連絡をとり、野上先生は体調不良で早退するため、今日の部活を休むことになったと知ります。怪しさの高まる野上先生が車で帰るのであれば、伊藤先生に頼んで車で追おうと提案する黒川。しかし、眩暈でうずくまっていた小松を心配した高畑は、小松を家へ送り、後で合流することに。

高校から2人で一緒に帰る高畑と小松。小松は受験していた三流女子大に受かっていたと打ち明け、高畑は祝います。小松は、東大を受けたといわれる頭の良い高畑をうらやみ、反対に高畑は、男子から人気の高い小松をうらやむのでした。しかし、小松は異性関係から逃れるため女子大を志望したとのこと。

 居酒屋前に止めた伊藤先生の車の中から、酒を飲んでいる野上先生を監視する黒川と荻生田、伊藤先生。野上先生は自宅に寄ってから、居酒屋に直行していました。家に帰りたくない理由があるのではないかと勘繰る黒川。野上先生には年上の妻と中学生の娘が2人いると話す荻生田。そして、黒川は荻生田が2年生の途中でサッカー部を怪我で辞めていたことを知り、荻生田と会った時にすぐにサッカー部と言ったことを謝ります。今度は、黒川に不良になった経緯を訪ねる荻生田。黒川の父は教師で、黒川が生まれてからすぐ自殺したと話します。衝撃を受け、聞いてしまったことを謝る荻生田。黒川ははぐらかし、父は、自殺ではなく車に轢かれた事故死であったと打ち明けます。

そこへ高畑が合流してきます。高畑が店内を覗くと、野上先生は姿を消していました。居酒屋の外の船着場へ出ても見当たりません。17時となり水口先生の監禁動画が配信。そんな中、トイレの水が流れる音とともに「腹いて…」と野上先生が席へと戻ってきます。野上先生はトイレに行っていただけでした。野上先生と居酒屋店主との会話に耳を傾けると、野上先生は妻の車を運転中に事故を起こし、自分も怪我をしてしまったとのこと。野上先生はそれを妻に知られるのを恐れ、お腹を下していたようです。

店の外で今後の方針を話す黒川、高畑、荻生田。野上先生も宇部先生もシロとなるのは単独犯の場合で、動画を撮影している人間が別にいたら話は変わってくると考える黒川。共犯者の可能性を探るべく、あらめて水口先生の自宅マンションを調べることに。昨日入手した鍵で再度、水口先生のマンションに入る3人。高畑のスマホに連絡があったようですが、高畑は出ようとしません。

ここで、3年2組、高畑あやねの告白カードに記された「高校生活で一番悔しかったこと」の一部が明かされます。

「もう、この際書きます。私は帰国子女枠でこの高校に入学しました。それまで五年間ロンドンに住んでいたので、英語には自信がありました。おこがましいかもしれませんが、英語教師より自分の方がよっぽど英語ができると思っていたのです。その予想は当たりました。黒板に書かれている英文のミスやスペルミスを発見してしまうことがたびたびありました。なので私は、授業が終わると毎回のように先生のところへ伺って訂正をお願いしました。だからと言って、先生のことを見下していたわけではありません。むしろ、尊敬していました。その先生は、私が間違いを指摘した時、いつもごめんねと言って、お菓子をくれました。目下の相手に対して自分の間違いを認め、謝ることができる。なかなかできないことだと思います。実際先生は、多くの生徒から人気を集めていました。教師というのは、もちろん教科についての知識も必要ですが、生徒との信頼関係を築く力が一番大事なのだと思います。そういう意味で、先生は理想的な教師に見えました。でも——」

****監禁されている水口先生は手首のロープを外そうとしますが、犯人はロープを締め付け、なにやら携帯を操作します。ちょうど高畑のスマホにも電話が。みんなでマンションの住人に聞き込みをしている最中、荻生田が目にしたのは、「いい加減にしてよ、皆に嘘つくのがどれだけ辛いか分かってるの!?」と怒る高畑の姿でした。

【#8】

水口先生のマンションからの帰りがけ、自称・水口先生の元恋人というスーツの男に出会う黒川たち。半年前に水口先生に振られてから毎日、水口先生のマンションに通っていた中、怪しい男を見かけたと聞かされます。このストーカーがいう、別のストーカーが水口先生を誘拐した可能性が浮上。

「よるイチ」で、伊藤先生に報告する黒川、高畑、小松、荻生田。ストーカーはいったい誰なのか、様々な先生の名が挙がる中、犯人の本当の狙いはお前たちかもしれないと話す伊藤先生。謎解きさせるために人を誘拐するような犯人であればありうるといいます。

欅台高校では、柿本校長が、水口先生の件の進捗について、小菅理事長から問われていました。答えに窮する柿本校長。小菅理事長は生徒に聞いてみてはと提案しました。また、警察署に戻ってきた梶浦は、あの赤い髪の寺木が先月出所していたと市原に報告。市原は、寺木が過去に監禁事件を起こして捕まっていたことを思い出しました。

夜、黒川は母・由美子(仙道敦子)が入院する病院を訪ねます。黒川と幼馴染の高畑は賢いと話す母。そして、欅台高校の教育理念「一人一人に居場所を」が、亡き父の考え方と同じだったと明かします。亡き父は、生徒思いのとても優しい教師だったとのこと。病室を後にした黒川は、病院のロビーで、看護師と子供が血液型バンドの色について話しているのを耳にします。黒川の母がつけていた青い血液型バンドはO型。しかし、黒川が聞かされていた母の血液型はB型でした。

帰宅しようとする高畑。しかし、家の前には警官が来ていて、近隣住民が噂をしていました。父が酒を飲んで暴れたのです。家も土地も借金の抵当に入っていて、経済的に高畑が大学に行けるのか怪しいとのこと。所在ない高畑が、黒川馴染みの店「よるイチ」へ向かうと、小松と荻生田も来ていて、さらには黒川もやってきます。

一方、欅台高校では、久田教頭が柿本校長に、水口先生不在について、生徒に話を聞くべきだと進言。しかし、柿本校長はキッパリと断わり、「理事長は私が何とかする」と恫喝します。                                            

「よるイチ」で黒川たち4人が水口先生救出への決意あらたに食事をしていると、突如、歌手(青木隆治)が『15の夜』を熱唱し始めます。途中からマスター(本間朋晃)も加わり、客席は大盛り上がり。聞き入る黒川たち4人。スナックでは、酔いつぶれた伊藤先生の姿が。ママに起こされ、支払いをしようとしたところで落としてしまったのは、大量の札束。

そして、「よるイチ」で歌に感動した4人が帰ろうとすると、店の外の階段から突如、男が現れます。あの赤い髪の寺木。不敵な笑みを浮かべて黒川を見つめます。タイムリミットまで41時間を迎えていました。

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