犬神家の一族

数々の難事件を解決してきた名探偵。犬神佐兵衛の遺言状の内容を知った弁護士・若林から依頼を受け、犬神家を訪れる。しかし若林は何者かによって殺害。不穏な闇につつまれた事件の謎に挑む。

犬神家の長女。自分たち三姉妹に愛情を注がなかった父・佐兵衛を憎んでいる。一人息子の佐清（すけきよ）に、佐兵衛の遺産を相続させようとする。

犬神家の次女。松子、梅子とは腹違いの姉妹。夫・寅之助、息子・佐武（すけたけ）、娘・小夜子と共に、遺産を狙う。

犬神家の三女。松子、竹子とは腹違いの姉妹。夫・幸吉、息子・佐智（すけとも）と共に、遺産を狙う。

松子の一人息子。戦争でひどいケガを負ったため、不気味なマスクで顔を覆っている。しかし、「本当に佐清本人なのか？」と一族から疑われている。

両親を亡くし、佐兵衛によって犬神家に引き取られた。幼い頃から佐清（すけきよ）を慕っている。

犬神家の下男。孤児だったが、珠世の母親に助けられ、犬神家に引き取られた珠世に忠実に仕える。

犬神家の顧問弁護士。部下の若林が何者かに殺されたことで、金田一に調査を依頼する。

那須神社の神主。犬神佐兵衛が封印した文書から、その過去を調べている。

金田一を支える警察官。犬神家で起こる謎の連続殺人を、金田一と共に捜査する。

金田一の下宿の女将。家賃を滞納する金田一に呆れつつも、何かと世話を焼く。