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    「冬の水族館・後編」

    2020年2月、お客さんがまばらな冬の水族館だが、生きものたちを守る仕事は変わらず続く。たった一人しかいない獣医さんは、かつてたくさんの命を守れなかった悲しい記憶を胸に、分刻みのスケジュールで生きものたちと向き合う。痛い注射をする人として動物たちに冷やかな目で見られても、命を失う悲しみを知っているから、ためらいはない。楽しい空間を生みだすための見えない思い。水槽のトンネルで、渾身の歌を贈る。