© 犬丸りん・NHK・NEP
「おっほっほ、ミヤビ0点!」。ミヤビ大臣(だいじん)がやってきた。ヘイアンチョウから遠くはなれた月光町で、おじゃる丸が妖精(ようせい)貴族(きぞく)としてミヤビにくらしているか、見きわめにきたのだ。おどろき方やごはんの食べ方、ころび方を見ては、「ミヤビ0点!」「ミヤビ0点!」「ミヤビ0点!」。ミヤビとは何か?どうすればミヤビなのか?ミヤビなお子さまのはずのおじゃる丸はだんだんわからなくなっていく。
子鬼トリオが考えた「ピッタリくっつき作戦(さくせん)」。それは、歩いているおじゃる丸のうしろにピッタリとくっついてプレッシャーをかけ、おじゃる丸がガマンできなくなったところでシャクを取(と)り返(かえ)す作戦である。だが、なかなか音をあげないおじゃる丸。ついに立ち止まったかと思えば、くるっと振(ふ)り返って、今度(こんど)はおじゃる丸が子鬼トリオのうしろにピッタリとくっついて歩きはじめた。
ちっちゃいものクラブに会員(かいいん)カードができた。名前、顔の写真(しゃしん)、会員番号(ばんごう)だけでなく、誕生日(たんじょうび)や好(す)きなものなど、いろんな情報(じょうほう)が書かれている便利(べんり)なカードなのだ。だが、よく見ると亀田(かめだ)カメとトメの写真が逆(ぎゃく)だったり、おじゃる丸の好きなものがプリンでなく風鈴(ふうりん)だったりと、間違(まちが)いだらけで…。
なんということだ。うすいのさちよどころが描(えが)いたおじゃる源氏(げんじ)の似顔絵(にがおえ)が、モノノケになってしまった。本人とは似ても似つかない、コワイ見た目の似顔絵モノノケたちであふれかえるヘイアンの都(みやこ)。おじゃる源氏は、伝家(でんか)の宝刀(ほうとう)“式神蛍(しきがみぼたる)”をしょうかんする。ヘイアンチョウで大人気の絵巻物(えまきもの)『おじゃる源氏』は、まだまだつづきます。
恋(こい)多(おお)き電書(でんしょ)ボタルの電ボが恋したのは、なんと太陽(たいよう)。オレンジ色の空にうかぶ夕日の、あたたかくおだやかな光につつまれ、夢中(むちゅう)になってしまったのだ。夕日は静(しず)かに「朝になればまた会える」と言いのこしてしずんで行った…。早く夜が明けないかともだえる電ボ。そして待(ま)ちわびた朝、「おっはよー!」と、にぎやかにあらわれたのは…夕日ではなく、もちろん朝日!
天才陶芸家(てんさいとうげいか)の多山は、自分の芸術(げいじゅつ)をわかってくれるのは帽子作家(ぼうしさっか)のテレ子だけだと思っていた。だが、テレ子が、多山があげたゆのみを風鈴(ふうりん)とカンちがいしていたことが発覚(はっかく)。一方の多山も、テレ子がくれた帽子をハラマキとカンちがいしていた。事実(じじつ)を知って、おたがいショックをうける多山とテレ子。二人の友情(ゆうじょう)はどうなる?
エンマ大王の甥(おい)っ子・テンマがおじゃる丸をたずねて坂田(さかた)マンションにやってきた。エンマ大王から「もっと人生の勉強(べんきょう)をするように」と言われたので、おじゃる丸のもとで学びたいのだと言う。でも、おじゃる丸はお出かけ中。カズマにきょうみをもったテンマは、カズマの石さがしに同行することにした。カズマから「何でもないただの小石にはロマンがつまっている」と教えてもらったテンマは…。
近ごろ、いいなずけのオカメ姫(ひめ)が来ない。「いいかげん、あきらめたのかの?」そう思っていたおじゃる丸に、通りすがりの亀田(かめだ)カメとトメから気になる話が。満月(まんげつ)の夜、オカメ姫がソワソワしながらヘイアンチョウへ向(む)かうところを見たというのだ。オカメはそれからどうしたか、つづきが聞きたいおじゃる丸。するとカメトメは、つづきを話すかわりにプリンをひと口食べさせてほしいと言いだした。
月光町(げっこうちょう)は、きれいな花が満開(まんかい)の季節(きせつ)。ちっちゃいものクラブがお花見にやってくることをつかんだ子鬼(こおに)トリオは、花に変装(へんそう)して待(ま)ちかまえていた。おじゃる丸が花にうっとり見とれているうちに、シャクをとりかえそうという作戦(さくせん)だ。そしてはじまる花見。ところがあれ?グチをこぼしてばかりで、みんな花をちっとも見てないじゃないか!どういうこと?
トミーが開発(かいはつ)した「言われたものだしますからくり」がアップグレードされた。からくりに「こういうものがほしい」とリクエストすると、言ったとおりのモノを出してくれるのだ。マンガがかけなくて困(こま)っていたうすいさちよは、からくりに「思わずふり返(かえ)ってしまうような、カッコいい王子さま」をリクエスト。しかし、なんだかヘンテコな王子さまばかりが出てきてしまう。