きれいのくに
(7)
初回放送日: 2021年5月24日
美容手術をしていない人々が秘密裏に集まる『きれいのくに』。凜(見上愛)はそこで違法な手術について知り、誘惑に揺れる。そして女優の小野田(吉田羊)に会い…。一方、誠也(青木柚)は凜がパパ活をしていることを知り、激しく動揺する。貴志(山脇辰哉)はれいら(岡本夏美)に想いを寄せ、れいらは中山(秋元龍太朗)にパパ活の客(稲垣吾郎)の面影に苦しんでいることを告白する。ついに若者たちの気持ちがあふれ出して―!
出演者
誠也 (青木柚)
家が隣同士で幼なじみの凜のことをずっと特別な存在に思っている。小学生のときには凜の容姿をからかっていじめる男子に仕返しをした。凜とは何でも話せる間柄だと思っていたが、最近れいらとの間で秘密を作ってしまい、さらに嘘をついていたことが凜にバレて、関係がギクシャクしている。
凜 (見上愛)
誠也のことが好き。しかし、自分と会う約束をドタキャンした日に、誠也がれいらと一緒にいるところを目撃し、ショックを受ける。かつて二人がキスしているところを見てしまった記憶も蘇り…。思い切って“パパ活”を始めることにしたが、思いがけず違法な美容手術(裏整形)の誘惑があり、顔のコンプレックスの悩みを募らせる中で揺れている。
れいら (岡本夏美)
見知らぬ男性とアプリで出会ってデートをする“パパ活”をしていたが、客に襲われてから“トレンド顔”がトラウマに。誠也と凜がお互いを想い合っていることに気づきながら、自分の“初めての相手”に誠也を選ぶ。その後、突然、彼氏と別れることを宣言。
貴志 (山脇辰哉)
お調子者のムードメーカー。れいらから相談されることが多く、カラオケ店で出来事についても最初に打ち明けられた。最近、れいらが彼氏と別れたことを聞き、とても気になっている。
中山 (秋元龍太朗)
両親の希望で生まれる前に遺伝子操作が施されたため、生まれながらに“トレンド顔”。大人世代の顔のため、小学校の頃は“お父さん”とあだ名されて傷ついた。ここのところ、れいらに避けられていると感じているが、理由がわからずに悩んでいる。
千葉 (山中崇)
“パパ活”を始めた凜がアプリで知り合った客。実は警察官で、パパ活の客のふりをして違法な美容手術(裏整形)をしようとしている若者を踏みとどまらせる活動をしている。凜を美容整形していない“プレーン顔”の人々が集う『きれいのくに』に案内し、仲間との交流によって改心させようとするが…。
安藤 (小野花梨)
高校で撮影中の映画に出演している女優で、過去には美容整形を戒めるための啓発映画にも「20代の恵理」役で出演していた。“プレーン顔”の人々のたまり場である『きれいのくに』の常連客で頻繁に出入りしているが、実は“裏整形”の経験があることを凜に告白する。
小野田 (吉田羊)
高校生たちが授業で見た啓発映画に「恵理」役で出演していた女優。美容整形をしていない“プレーン顔”のため、メジャーな大作に出演することはなく、活動場所はもっぱらインディーズ映画。映画館でアルバイトをしている。
“トレンド顔”の女性たち (加藤ローサ)
誠也の母、小野田の上司である映画館の主任スタッフ、アナウンサー、‥‥ 大人の女性のほとんどがみんな同じ顔。
“トレンド顔”の男性たち (稲垣吾郎)
誠也の父、れいらのパパ活の客だった福井のほか、テレビ番組のコメンテーター、 ショッピングセンターに出没する酔っ払いも、大人の男性のほとんどが同じ“トレンド顔”。