この番組について

主演「赤ひげ役」の船越英一郎をはじめ、第3シリーズまでのスタッフ・キャストが結集。山本周五郎の原作のペーソスと人情味あふれる世界観にオリジナル要素も加味し、人と人とが助け合い許し合うことの重要性や、家族の絆の美しさを描きます。 今回は、原作「赤ひげ診療譚」にも描かれていない、今まで語られることのなかった赤ひげ自身の過去に大胆に踏み込んでいきます。 【あらすじ】 江戸時代。貧しい者たちのために作られた小石川養生所。所長の新出去定(にいで・きょじょう 船越英一郎)は、恐れや親しみを込めて「赤ひげ」と呼ばれていた。若き医師、保本登(中村蒼)や津川玄三(前田公輝)、田山真一郎(鈴木康介)、新たに加わった女医のつぐみ(優希美青)も、今日も貧しい者の治療に奮闘中だ。そんな折、赤ひげは養生所の生みの親でもある大岡越前守に呼び出されることに。大岡の言葉は赤ひげに衝撃を与えるものだった。何と大岡は赤ひげに新たに設立する医学校の校長になれと言う。赤ひげは養生所を去るのだろうか!? 一体、養生所はどうなってしまうのか……。一方、毎回、養生所には、つらい事情や秘密を抱えた貧しい訳ありの患者たちがやってくる。そんな患者の一人おたね(戸田菜穂)。どうやらこのことが養生所に新たな火種を生むことに……。 【原作】山本周五郎「赤ひげ診療譚」 【脚本】尾崎将也、川﨑いづみ 【出演】船越英一郎 中村蒼 優希美青 前田公輝 鈴木康介 / 宅麻伸 / 奈緒 戸田菜穂 ほか 【演出】猪原達三、皆川智之 【制作統括】井上竜太(ホリックス)、山本敏彦(NHKエンタープライズ)、小林大児(NHK)

出演者・キャストほか

  • 新出去定 (船越英一郎)

    小石川養生所の医師で責任者。薬品の影響で赤茶色になった髭から「赤ひげ」と呼ばれる。無骨で、時に大声でわめいたりもするが、内には優しさを秘めている。

  • 保本登 (中村蒼)

    かつては養生所で働くことを不本意として反発していたが、今は赤ひげの医療に対する姿勢に共感し師事している医師。結婚して所帯を持つ。

  • つぐみ (優希美青)

    母に幼くして捨てられ、町医者の父に助手扱いを受けて育つ。父の死後、去定のもとに来る。医術に天賦の才を秘める一方で、家族の愛を信じることのないひねくれた性格とを持つ。

  • 津川玄三 (前田公輝)

    面倒くさがりでうわさ話が大好きな医師。趣味は三味線。一見、冷たいようでいて、実は病人を救いたいという意思が人一倍強い。

  • 田山真一郎 (鈴木康介)

    赤ひげに憧れ自ら望んで養生所にやってきた若手医師。やる気はあるがまだまだ未熟で空回りをすることも…。つぐみに対抗心を燃やしている。

  • まさを (奈緒)

    保本登の妻で、赤ひげに師事している夫を頼もしく思っている。シーズン4ではいよいよ第一子を出産することに…。

  • おたね (戸田菜穂)

    ある日、高熱で倒れ養生所に運び込まれてきた病人。赤ひげがその顔を見た途端、表情を変える…。赤ひげの過去に大いにかかわる重要人物だが、本人は古い記憶が一部思い出せないでいた。

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