この番組について

万延元年、日米修交通商条約批准のためアメリカに向かった使節の中に、その後の日本の運命を握る二人の男がいた。小栗上野介と勝海舟である。 欧米の先進文明を見た二人は、開国の必要性を痛感する。しかし吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中で、小栗も勝もある時は重用され、またある時は居所を失う。小栗の妻、道子は夫が無役になるたびに、いずれお呼びがきますと励ます。 小栗はフランスから技術を導入し、横須賀に造船所を建設する。近代日本を見通した大事業だった。だが、小栗に時は味方しなかった。薩長攻撃の主唱者と目された小栗に官軍の刃が迫る。 【原作】 大島昌宏『罪なくして斬らる-小栗上野介-』 【脚本】 鄭義信 【音楽】 栗山和樹 【初回放送】 2003年1月3日 総合「正月時代劇」にて放送

出演者・キャストほか

  • おぐりこうずけのすけただまさ 小栗上野介忠順 (岸谷五朗)

  • みちこ 道子 (稲森いずみ)

  • かつかいしゅう 勝海舟 (西村まさ彦)

  • くりもとせべえ 栗本瀬兵衛 (松重豊)

  • くにこ 国子 (中原ひとみ)

  • えばたゆうぞう 江幡祐蔵 (堀部圭亮)

  • さとうとうしち 佐藤藤七 (石橋蓮司)

  • たみこ 民子 (石田えり)

  • あんどうのぶまさ 安藤信正 (井上順)

  • いっしきなおあつ 一色直温 (江原真二郎)

  • さかいただとう 酒井忠惇 (近藤正臣)

  • みずのただきよ 水野忠精 (伊東四朗)

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