雲南省の複雑な地形をぬうように続く一本の交易路「茶馬古道」。唐代に栄え始めた交易路で、チベット商人らが馬に茶を乗せ、雲南省南部の亜熱帯の森からチベット高原へ。

茶馬古道の出発点、雲南省の南部は一説によると世界で最も古く茶の栽培がおこなわれた地。写真は清王朝の皇帝が茶を作らせた茶園。

イ族の伝統的な建築物が並ぶ村。商人がチベットへ茶を運んだ茶馬古道に沿い様々な民族の独自の茶文化と民族建築が現れる！沿道は民族建築の博物館とも呼ばれている。

ペー族の茶は、三道茶といって、三種類の異なるいれ方をした茶を、人生の三つの道に例えて味わう。

雲南省の南部シーサンパンナの森は東南アジアの熱帯雨林に続く。仏教もシルクロードからの伝来ではなく南方から伝来した。森に、その南から伝わった仏教の寺院が多い。