2020年8月17日(月)
ストーリーズ
ストーリーズ
「no art, no life SP」
なんだかわからないけど、なんだかすごい!既存の美術や流行に左右されない独創的な芸術作品。「no art,no life スペシャル」唯一無二の表現を見逃すな! 今まで見たことのない芸術に圧倒されるアート番組「no art,no life」の特別編。誰にも真似できない独創的な作品はアール・ブリュットやアウトサイダーアートと呼ばれ、世界中で注目を集めている。1年かけて日本各地を巡り、人知れず表現し続けるアーティストを取材。その創作の現場から「アートとは何か?」と問いかける。東京上野で開催中の「特別展 あるがままのアート」展覧会場からの特別ライブもお楽しみに!
制作スタッフから
Eテレで放送中の「no art no life」について
番組でご紹介した楽曲について
番組内、展覧会場で演奏していた曲は、 番組主題歌「星の降るひと」(作詞・作曲 君島大空)です。 この番組のための書き下ろし曲で、音源は2020年8月11日現在リリースはされていません。 販売・配信については未定となっています。 【君島大空さんについて】 1995年1月18日生まれ、東京都立川市出身のシンガー・ソングライター/ギタリスト。2014年からギタリストとして始動。SoundCloud上に自身が詞曲、演奏、歌唱を担当、制作した多重録音音源を公開。高井息吹と眠る星座のギタリストとして活動するほか、タグチハナ、konore、坂口喜咲、婦人倶楽部、Orangeadeなどの作品やライヴに参加。短編映画『離れても離れてもまだ眠ることを知らない』の劇中音楽やアイドル・グループのsora tob sakanaへの楽曲提供なども行なう。2019年3月に1st EP『午後の反射光』をリリース。
担当ディレクターより
藤岡祐機さんに初めて会ってから、もう4年くらい経つだろうか。 ごく普通のハサミを使って紙を限りなく細く切る姿に興奮しながら撮影した。 出来上がった短冊状の物体は、今まで見たことのないものだった。 祐機さんがいなかったら、この世に存在しなかったであろう物体。 お母さんは眠そうな目をこすりながら、机の上に散らばった、その不思議な物体を大事そうに袋にしまった。 深夜2時を回っていた。 あの夜、僕は夢中になれることを見つけた。 以来、たくさんの個性的なアーティストたちと出会い、しつこく撮影して、徹夜で編集して、番組を作り続けてきた。 楽しい。 面白い。 わからない。 その繰り返し。 深夜、撮影した素材と向き合っているといつの間にか自分のことを考えていたりする。 自分は何者なのか? わからない。 こんなことでは当然編集は進まない。 でもこういう時間の過ごし方をしたくなる番組なのだ。 番組名は「no art, no life」。 あっという間で、濃密な5分間。 誰のためでもなく、ただひたすらに創り続けるアーティストたちの表現を、人生を、 たくさんの人に見てほしい。知ってほしい。考えてほしい。 新型コロナウィルスが感染拡大するなか、番組に出演している80歳の小林伸一さんのことが気になり、連絡した。 「コロナ流行ってるけど、大丈夫ですか?」と訊くと、 「やることないから下駄ばっか作っちゃってしょうがないよ。増えちゃって、もう置くとこがないよ。」と言う。 それは新型コロナの前からそうだったじゃないですか、と言いたい気持ちをぐっとこらえ、 「80歳なんだからコロナ気をつけてくださいね。」と言うと、 「伊勢さんもアルカリ性のものを食べた方がいいよ。」と逆に心配してくれる。 そして、「ふ菓子を食べなさい」と言う。 電話を切ると、優しい気持ちになっている自分がいる。 小林さんは、好い男だ。 「no art, no life スペシャル」是非ご覧ください。 (番組ディレクター 伊勢朋矢)
見逃し配信
「将棋界のレジェンド」羽生善治九段。タイトル戦の大舞台から遠ざかっていたが、最先端の将棋を研究、「竜王」への挑戦を決めた。迎えた七番勝負はまさかの展開に…。 ここ数年で激変した将棋界の勢力図。進化するAIを使いこなす若手棋士が台頭し、「将棋界のレジェンド」羽生善治九段もその激流に飲み込まれた。3年前に「竜王」を奪われて無冠に。大舞台から遠ざかっている間、家族との時間を大切にするなど、心身ともにリフレッシュ。さらに最先端の将棋に向き合い、「AI世代」の感覚を吸収していった。その成果が表れたのが去年秋。藤井聡太二冠を王将リーグで下し、さらに将棋界最高峰のタイトル「竜王」挑戦も決めた。相手は、かつて棋聖位を奪われた因縁のある豊島将之二冠。迎えた七番勝負はまさかの展開に…。50歳の苦闘を描く。