高倉健主演、北海道を舞台に描いた「チロルの挽歌」前後編一挙放送
志津江(大原麗子)の父・喜八(佐野浅夫)が立石(高倉健)の様子を見に訪れて、志津江に置手紙をして帰っていくが、志津江は父を利用して、と怒る。町の周囲の人たちは、志津江が立石に入れあげているとうわさするようになり、テーマパークの問題解決と立石たちの三角関係の解決の話が並行して語られていく。用地買収解決の祝いの席に、志津江と菊川(杉浦直樹)と亜紀(白島靖代)も加わり、立石との話し合いの場が設けられ…。
立石実郎(高倉健)は、東京で娘・亜紀(白島靖代)と二人暮らし。立石の妻・志津江(大原麗子)は、四年前に駆け落ちして行方不明だった。志津江が駆け落ちした相手は、立石が自殺を止めた菊川(杉浦直樹)で、菊川と志津江が暮らす北海道の田舎町に、建設予定のテーマパークの担当者として立石がやってくる。偶然、志津江の店の近くのビジネスホテルに投宿した立石に志津江は近づき、菊川は立石に近づくな、と命じるが…。