ふたりのウルトラマン
怪獣だって泣きたいんだよ!ウルトラマンを創った男たちのヒューマンドラマ
2023年8月29日(火) 更新
お知らせ
この番組について
1965年、「円谷特技プロダクション」を沖縄出身の上原正三が訪れる。待っていたのは脚本家であり、故郷の同胞・金城哲夫だ。金城は、天才的発想で『ウルトラQ』の脚本を執筆していた。やがて円谷一らを中心に、若い監督たちが集結し、『ウルトラマン』を創りだす。沖縄の日本復帰が近づくなか、金城と上原は二人が交わした「ヤマトゥーンカイ、マキティナイミ!(日本人に負けるな)」の言葉を胸に、それぞれの道を歩みだす。 脚本・演出は、沖縄在住の映画監督・中江裕司
出演者・キャストほか
金城哲夫 (満島真之介)
“特撮の神様”と呼ばれた円谷英二の愛弟子で沖縄出身の天才脚本家。ウルトラマンや奇想天外な怪獣を生み出した。その沖縄人らしい発想とやさしさは、後に金城自身を苦しめることに。
上原正三 (佐久本 宝)
「ウルトラQ」で脚本家デビューをした沖縄出身の脚本家。金城とは違うタイプの沖縄人でリアリズムやテーマ性を得意とする。やがて金城とは道を分かつことに。
円谷 一 (青木崇高)
円谷英二の長男で、テレビ局の監督。熱気の塊のような男で、脚本作りでは、金城を叱咤する一方で、時には兄弟のようなコンビで愛情をもつ。
実相寺昭雄 (玉置玲央)
テレビ局で仕事を干されて、ウルトラマンシリーズに参加。後に“奇才”と称される監督。金城は、沖縄人として脚本家としての悩みを実相寺に打ち明ける。
金城裕子 (蔵下穂波)
沖縄出身の金城の妻。仕事で忙しい金城を、やさしくそっと見守るように支えた。
円谷英二 (綾田俊樹)
戦前からの特技監督。“特撮の神様”と称され、ウルトラマンシリーズの監修を務める。スタッフには厳しくも愛情をもって、ものづくりを支えた。
上原正三(60歳) (平田 満)
60歳になった上原は、金城の帰郷後の足跡を知るために沖縄へ向かった。そこで知ったのは、金城の沖縄に対する溢れるばかりの愛情だった。