2022年9月4日で、紀伊半島豪雨から11年。
「守る」のコーナーを中心に9月にかけて豪雨関連の企画をお伝えします。
※見逃し動画は放送後、2か月間視聴できます。
8月31日(水)「地質学者が見つめた被災地」
11年前の紀伊半島豪雨では、
地中深くの岩盤から急激に崩れ落ちる大規模な崩落が相次ぎました。
最新の研究で、崩れ方には、ある共通の特徴があることがわかってきました。
被災地で研究を続ける地質学者の調査です。
9月4日(日)「紀伊半島豪雨11年」関連ニュース
▽紀伊半島豪雨11年 那智勝浦町で慰霊祭 犠牲者悼む
(ニュース)紀伊半島豪雨11年 那智勝浦町で慰霊祭 犠牲者悼む
▽紀伊半島豪雨11年 災害発生時間に追悼 那智勝浦町
(ニュース)紀伊半島豪雨11年 災害発生時間に追悼 那智勝浦町
5日(月)「豪雨で失った親友に誓う警察官」
那智勝浦町の慰霊碑には、
豪雨で亡くなったチームメートを思う元野球少年の男性が訪れていました。
現在、人の役に立とうと警察官として働いています。
11年がたち、被災した人の気持ちに寄り添う
理想の警察官になることを亡き親友に誓いました。
6日(火)「紀伊半島豪雨から11年~命を救う憧れの自衛官に」
被災当時、災害現場で、懸命に救命活動を行う自衛官の姿を見た7歳少年は、
今は高校生となり、命を救う自衛隊員になることを夢見ています。
来年に卒業を控え、自衛隊員へと歩み出す高校生の思いです。
7日(水)「線状降水帯 研究の最前線に迫る」
最近の研究から11年前の紀伊半島豪雨でも
発生していたことが明らかになった線状降水帯。
気象庁によると、今後も線状降水帯が和歌山を襲い、
紀伊半島豪雨以上の大災害を及ぼすリスクがあるということです。
こうした中、全国の大学や研究機関で
線状降水帯の実体解明に向けた研究が加速しています。
その1つが、上空の大気の状態を観測する装置
「ラジオゾンデ」のデータを活用するというものです。
上空に打ち上げられるラジオゾンデの貴重な映像や、
気象庁気象研究所の研究員の解説を交えながら、線状降水帯研究の最前線に迫ります。
14日(水)「深層崩壊のリスクを予測し安全対策を」
豪雨では、紀伊半島の72か所で、
山の斜面がえぐられるように崩れる「深層崩壊」が発生し、多数の犠牲者が出ました。
国土交通省は、この深層崩壊が起こる可能性の高い危険か所を見つけようと
研究を進めています。
その手法の1つとして注目されているのが、ドローンを使った空中電磁探査です。
山の斜面のリスク判定ができる新たな手法とは一体どのようなものなのか取材しました。
21日(水)「土砂災害からの被害を防ぐ~ドローン活用 最前線~」
紀伊半島豪雨をきっかけに開設された那智勝浦町にある
「大規模土砂災害対策技術センター」は、災害を教訓に様々な技術開発を行っています。
その1つとして力を入れているのが、ドローンの活用です。
自動化したドローンを飛ばして、砂防堰堤の検査を自動でできる技術などが、
実用化に向けて取り組みが進められています。その最前線を担当者に聞きました。