選挙ミニ知識②

NHK
2023年3月14日 午後6:12 公開

ことし4月に行われる統一地方選挙。

県内では9日に県知事選挙と県議会議員選挙、23日には市町村長の選挙や市町村の議会議員選挙が行われます。

みなさん。

選挙でやってはいけないことって、分かりますか?

選挙違反について選挙取材班の寺井記者が解説します。

選挙違反というとどんなイメージがあるかな?

公職選挙法には、公平・公正な選挙を行うための決まりが定められていて

さまざまな行為が禁止されています。

代表的なものを挙げてみたよ。

  • 家庭や企業を訪ねて投票を依頼する「戸別訪問」

  • 有権者や候補者などに暴行したり 集会・演説を妨害したりして選挙の自由を妨げる「自由妨害」

  • 公示・告示から投票日前日までの選挙期間中ではないのに特定の候補者を当選させようと有権者に働きかける「事前運動」などがあるんだ。

身近な例でいうと、選挙ポスターを破ったり

落書きしたりといった行為は「自由妨害」にあたるよ。

また、「連座制」と呼ばれる制度があって、候補者が直接関わっていなくても、

  • 秘書や親族

  • 選挙運動の総括責任者

それに

  • 会計役の出納責任者などが選挙違反で有罪が確定した場合には、候補者も責任を問われるんだ。

「連座制」が適用されると、候補者は

  • 当選が無効になるほか

  • 5年間、同じ選挙で同じ選挙区から立候補できなくなるよ。

私たち有権者も選挙違反に問われるケースもあるよ。

ここでななみちゃんにクイズ!

次の2つのうち、選挙期間中にやっていいのはどっちでしょう?

「候補者の街頭演説に聞きほれてしまい

  その人を当選させたいとその後SNSで投票を呼びかけた」。

「応援している候補者に少しでも頑張って欲しくて

  候補者への投票を呼びかけるメールを友人に送った」。

有権者がSNSやブログなどで投票呼びかけをすることは認められているよ。

ただし、18歳未満の未成年は禁止されているので気をつけようね。

じゃあもう1問!

ななみちゃんは候補者の政策を直接聞こうと選挙事務所を訪れました。

歓迎してくれた候補者が飲み物を出してくれたんだけど、

飲んでいいのはどっち?

「お茶」。

「ビール」。

ビールは湯茶の範囲を超えるため、選挙違反になる可能性があるんだよ。

軽い気持ちでやったことが実は選挙違反だった、ということがないように気をつけたいね。

投票に行くのはもちろんだけど、信頼できる公平・公正な選挙にするために、候補者や関係者だけでなく私たち有権者の側も選挙違反には十分注意しましょう。

寺井康矩

2017年入局。大和高田市出身で、去年8月から奈良局で勤務。

現在は警察と歴史・文化を担当。