「仮想儀礼」の定時の再放送はBSP4Kのみで毎週水曜夜11時からですが、第2回までは2KのNHK BS(101ch)でも特別再放送を行います。
12月から「プレミアムドラマ」が103chから101chに移行したことにより、録画を失敗した、などの方は是非ご確認下さい。
第1回新BS2K特別再放送 12月10日(日)午前3:40〜(土曜深夜) NHK BS(101ch)
第2回新BS2K特別再放送 12月17日(日)午前3:40〜(土曜深夜) NHK BS(101ch)
「仮想儀礼」の定時の再放送はBSP4Kのみで毎週水曜夜11時からですが、第2回までは2KのNHK BS(101ch)でも特別再放送を行います。
12月から「プレミアムドラマ」が103chから101chに移行したことにより、録画を失敗した、などの方は是非ご確認下さい。
第1回新BS2K特別再放送 12月10日(日)午前3:40〜(土曜深夜) NHK BS(101ch)
第2回新BS2K特別再放送 12月17日(日)午前3:40〜(土曜深夜) NHK BS(101ch)
元・エリート公務員・正彦(青柳翔)と元・ゲーム会社社員・誠(大東駿介)は、ある日突然職を失った。 やけっぱちで始めたのは、「宗教」という名の「ビジネス」だった。 適当につけた教団名「聖泉真法会(せいせんしんぽうかい)」のホームページを立ち上げ、正彦は「教祖」となる。 全てを失う前に二人で開発しようとしていた、宗教がモチーフの壮大なゲーム「グゲ王国の秘法」がお手本だ。 チベットの密教など様々な宗教を継ぎはぎにした教えを基に、身の上相談から始めると、思いのほか人々が訪ねてくる。 儀式の作法や、ワインボトルを石膏で固めたハリボテ本尊の用意など、その場しのぎでなんとか切り抜けていた。 しかし、ある企業の社長がパトロンとなった事から、「聖泉真法会」は飛躍的に成長する。 教団施設の提供、多額の献金……信者の数は気付けば5000人を超えていた。 正彦は、当初の目的である「金儲け」に成功する。 だが、素人である自分を心の底から信じる信者達の存在や、教団が大きくなっていくことに戸惑いを感じていた。 そんな中、信者達が独自の解釈で「教義」を発展させ、教団は思いもよらない災難に巻き込まれていく……。 【原作】 篠田節子 【脚本】 港岳彦 江頭美智留 【音楽】 岩代太郎 【宗教考証】 釈徹宗 【ナレーション】 津田健次郎 【出演】 青柳翔 大東駿介 / 石野真子 美波 河井青葉 松井玲奈 川島鈴遥 奥野瑛太 齋藤潤 宮地真史 * 峯村リエ / 尾美としのり 目黒祐樹 石橋蓮司 ほか 【制作統括】 髙城朝子(テレビマンユニオン) 勝田夏子(NHK) 【演出】 岸善幸 石井永二(テレビマンユニオン) 森義隆
元都庁のエリート職員。副業で知り合った誠の口車に乗り、ゲームライターに転身しようとして全てを失った。再会した誠と、金のためにでたらめな宗教団体をでっちあげることとなり「教祖」にされてしまう。困った人を見ると放っておけない公僕精神が次第に支持を集めていくが……。
元ゲーム会社社員。ゲームシナリオのゴーストライターをしていた正彦にほれ込み、転身を勧めるも女性問題で会社を追い出されて裏切る結果に。ホームレス状態の時、無職の正彦と再会し、「宗教」の名を借りた“サービス業”でもうけようと持ちかける。口のうまい自由人に見えるが……。
「聖泉真法会」集会所の近所に住む主婦。かいがいしくゴミ捨て場を掃除する正彦に心を許し、テレビ局員の夫や娘との関係、姑の介護についてなど、家庭内の悩みを相談するうちに信者となる。教団きっての良識派だが……。
「聖泉真法会」を最初に訪れた女性。「霊が見えてしまう」という悩みを相談すると「病院へ行け」と言われるが、正彦の誠実さに惹かれて入信する。だが、その「巫女」的な振る舞いがやがて暴走を始め……。
かつて霊感ビジネスで鳴らした宗教法人「恵法(えほう)三倫会」の中核信者。勧誘した大学生・真実が「聖泉真法会」の集会所に逃げ込んだため連れ戻そうと出入りし、正彦たちに挑戦的な態度を取り続けるが……。
元・小劇場の女優。父は有名な代議士で、兄に性的虐待を受けリストカットを繰り返してきたが、自分が「ビッチ」なせいだから、と自虐的に振る舞う。流されやすい性格。「聖泉真法会」に居場所を見つけ入信するが……。
既成教団「恵法(えほう)三倫会」の執拗な勧誘から逃げて集会所に飛び込んできた大学1年生。母親の束縛から逃れて上京してきたばかり。入信こそしないものの、「聖泉真法会」がかけがえのない居場所となっていく。
スーパー「モリミツ」の社員。森田社長の命令で「聖泉真法会」の実務の一切を取り仕切ることに。仏教系大学卒業にもかかわらず、正彦たちのハリボテ宗教に何も突っこみを入れず如才なくこなすが、腹の内は見えない。
宗教に興味を持つ高校生。学校でいじめられており、その復讐をするために修行や瞑想で「超人的な力」を手に入れたいと考えている。正彦の誠実な人柄に惹かれて入信し、オカルト志向をたしなめられるが……。
秋瞑の紹介で聖泉真法会の信者となる物理学のポスドク。大学生の頃から秋瞑の占いに通っていた。頭が良く真面目だが、親からの期待を鬱陶しく思っているらしく、意外に切れやすい。
広江の友人。はじめは正彦たちを信用しておらず、広江がだまされているのではないかと疑っていたが、ある経験を機に入信する。信者たちの集まりでは広江とともに甲斐甲斐しく世話を焼く。家庭を大事にする、至って常識的な人物。
北関東のスーパー「モリミツ」の社長。正彦と同じく元役人だが、闇深い過去を持っている。広江の紹介で「聖泉真法会」に出入りするようになり、やがて強力なパトロンとなるが、教団の運命はそこから大きく変わり始める。
麻子が属し、真実が強引な勧誘を受けた新宗教の大教団「恵法(えほう)三倫会」の教祖。政財界ともつながりが深く、底知れない権力を持つ。「聖泉真法会」の躍進ぶりに警戒しつつも興味を寄せ、接近してくるが……。
森田の紹介で「聖泉真法会」事業拡大のための経営戦略を授ける、怪しげなコンサルタント。PR戦略や献金を多く集めるための運営システムが功を奏し、信者数は劇的に増えるが、教団は次第に変質を遂げていく。