こころの時代〜宗教・人生〜
最新情報
- 「100年のアトリエ」動画配信中2021年01月14日
- シリーズ それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」放送再開のお知らせ2020年09月23日
- シリーズ「禅の知恵に学ぶ」が始まります。山川宗玄老師からのメッセージ2020年07月20日
- シリーズ「禅の知恵に学ぶ」山川宗玄老師からのメッセージ(その2)2020年07月20日
最新のエピソード
福島県いわき市に暮らす安東量子さん。2019年に、原発事故から8年の日々を描いた『海を撃つ』を出版した。文章に込めた思い、福島の人々との交流で学んだことを伺う。 安東量子さんは福島県いわき市で田舎暮らしを楽しんできたが、福島第一原発事故で生活は一変した。一昨年、事故からの日々をつづった『海を撃つ』を出版、話題を呼んだ。その根底には、福島の人たちが直面してきた出来事や葛藤を“無かったことにされたくない”という思いがある。事故に直面して問い直した自らの生き方、福島で暮らす中で見つけた“立場の違う他者と生きていく上で大切なこと”を伺う(2019年11月初回放送)
見逃し配信
- Eテレ2月28日(日) 午前5:00 〜 午前6:00
福島県いわき市に暮らす安東量子さん。2019年に、原発事故から8年の日々を描いた『海を撃つ』を出版した。文章に込めた思い、福島の人々との交流で学んだことを伺う。 安東量子さんは福島県いわき市で田舎暮らしを楽しんできたが、福島第一原発事故で生活は一変した。一昨年、事故からの日々をつづった『海を撃つ』を出版、話題を呼んだ。その根底には、福島の人たちが直面してきた出来事や葛藤を“無かったことにされたくない”という思いがある。事故に直面して問い直した自らの生き方、福島で暮らす中で見つけた“立場の違う他者と生きていく上で大切なこと”を伺う(2019年11月初回放送)
この番組について
人生の壁にぶつかったとき、絶望の淵に立たされたとき、どう生きる道を見いだすのか。経済的合理性や科学的思考が判断基準となりがちな現代。それだけでは解決できない生老病死の問題に、いかに挑むのか。先人たちの知恵や体験に耳を傾け、考えていく番組です。
「100年のアトリエ」動画配信中
2020年12月27日放送の「100年のアトリエ」の動画を3月31日まで配信中 画家・野見山暁治 さんは去年12月で100歳。1月には新作展を開催、創作を続ける。野見山さんの「アトリエ日記」を朗読したのは俳優・町田啓太 さん。 どーがレージ https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/276-3.html YouTube https://youtu.be/_Q3WXpGEqCY
俳優・町田啓太さんが番組の見どころを語った動画はこちら! どーがレージ https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/276-4.html YouTube https://youtu.be/roybuXG3J9E
シリーズ それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」放送再開のお知らせ
4月に第1回を放送後、延期となっていました『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』の放送が再開します。シリーズの第2回「人生のはかなさを知る」は、11月15日に放送予定です。また、11月8日には、シリーズ第1回を、アンコール放送する予定です。 ※番組はニュースなどにより、変更になる可能性があります。
シリーズ「禅の知恵に学ぶ」が始まります。山川宗玄老師からのメッセージ
新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中に不安が広がっています。正体がよくわからぬウイルスが、いつ忍び込んでくるかわからないという恐怖、現代医学もギリギリの対処を迫られています。私には、まるで人類全体が修行者にならざるを得なくなっているかのように思われます。 「修行」と言うと、一般の方々には関係ないことのように思われるかもしれませんが、一寸先に何が起こるかわからぬ人生をどう生きるのか、また、そんな状況を生きる自分とは何なのか。それを発見するのが修行です。 思えば、「一寸先は闇」という事実は、新型コロナウイルスがやってくる以前から、私たち人間誰もが直面していたことでした。今は、人類だけでなく、命あるものすべてを念頭に、どのような生き方をするのか確認しあう時なのだと言えるのではないでしょうか? 長い時間をかけて培われてきた修行道場の知恵、それは、自身の中に生まれる恐怖や不安など様々な感情を素直に受け入れて、今出来ること、そして成すべきことに集中するという在り方です。今、このような時に私たち僧堂の日常をご覧いただけるのも、有難いご縁と感じます。何かのお役に立てるとしたら、望外の喜びです。 正眼僧堂師家 山川宗玄
シリーズ「禅の知恵に学ぶ」山川宗玄老師からのメッセージ(その2)
4月の緊急事態宣言以降、私の外での予定の大半が中止となりました。そこで毎晩、僧堂の雲水達と漢文の素読を行い、併設の短大では毎朝、故郷に帰ることが出来ない寮生たちのために、お経の読みときや仏教に関わる話をする時間を設けました。土、日は休みにしようかと申しましたが、毎日聞きたいと言うので、5月末まで土日もなしに続けました。 「現成受用」という言葉があります。現成とは、大いなる法則、宇宙の原理にのっとって自ずからそのように成って現れていること。受用とは、それをそのまま受け取って、生かしていくことです。私たちは、自分たちに都合の良いことは受けとり、悪いことは遠ざけようとします。あるいは常に、少し先の未来のために今を犠牲にして生きようとしているかもしれません。しかし、人生はまさに現成の連続です。そしてだからこそ今を生きる意味があります。 コロナ後を夢見るより、新型コロナという現成に一瞬一瞬対処し、そこからの学びを生かしていく、それこそが一人一人の人生をかけがえのない時にする鍵なのです。