シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 (4)「他力をえらぶ」

初回放送日: 2022年7月17日

遠藤周作や三木清など多くの作家や哲学者に愛されてきた「歎異抄」。多くの日本人が自らを“無宗教”だとする現代、そのメッセージを、シリーズ6回にわたり読み解く。 「歎異抄」には「自力」による悟りではなく、阿弥陀仏の本願の力によって救済される「他力」の思想が綴られている。その精髄は、現代を生きる私たちにとって一見意外とも思える念仏のあり方。「父母の供養のための念仏はしない」「念仏すると罪が滅ぶという考えは誤っている」。なぜこのような言葉が記されたのか。シリーズ第4回は、浄土仏教の核心にある「他力」の本義を探り、あわせて日本の宗教的風土について考えてゆく。

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