こころの時代〜宗教・人生〜
その言葉が道をひらく
2022年8月26日(金) 更新
- 映画監督・ヤンヨンヒさん 国家のはざまに生きた家族の人生を描く映画を作り続けてきた
- 新作「スープとイデオロギー」の上映で舞台挨拶するヨンヒさん
- 両親と3人の兄との家族写真 兄たちは戦後の「帰国事業」によって「北」へ向かいヨンヒさんと離れ離れになった
- 「スープとイデオロギー」でヨンヒさんは母とともに母の出身地である済州島を訪ねた
オモニの島 わたしの故郷〜映画監督・ヤンヨンヒ〜
初回放送日: 2022年10月30日
映画監督ヤンヨンヒさんは朝鮮半島と日本の歴史のうねりの中を生きる自分の家族を描いてきた。母親にカメラを向けた最新作「スープとイデオロギー」に込めた思いを聞く。 ヤンさんの母親は南北分断が進む1948年に韓国済州島での大虐殺「4・3事件」を生き延びて日本に来た。北朝鮮の理想を頑なに信じ、ヤンさんの兄たちも”帰国事業”で北に渡った。ヤンさんのカメラがそこに秘められた思いを明らかにしてゆく。「私は北朝鮮も総連もタブーにしない。私は”腫れ物”じゃないことを人生をかけて伝えてきた」と語るヤンさんの過去の映画作品もたどりながら、家族と国家に向き合い続ける姿を描く。