こころの時代〜宗教・人生〜
その言葉が道をひらく
2023年3月29日(水) 更新
- 芥川賞作家・小野正嗣さん 故郷の大分県南部の集落「浦」を舞台にした作品を描き続けてきた
- 故郷の大分県佐伯市蒲江竹野浦河内は「浦」として作品に登場する
- 兄の史敬さんは2014年10月に脳腫瘍で亡くなった
- 留学先のパリ第八大学で出会ったクロード・ムシャール教授は小野さんに「歓待」の姿勢を示し与えた
「浦」と兄 歓待の言葉を求めて 作家・小野正嗣
初回放送日: 2023年3月26日
芥川賞作家小野正嗣さんは、故郷大分県の集落「浦」と、そこに生きた亡兄の姿を作品に描き続けてきた。「浦」と兄から受け取ったものは何か。(3月26日初回放送) 2015年に小説「九年前の祈り」で芥川賞を受賞した小野正嗣さん。自らが生まれた大分県の集落「浦」に生きる人々の姿を描いてきた。中でも作品の核となってるのは、2014年に亡くなった兄・史敬さんの存在。小野さんは、不器用ながらも「浦」の社会で喜びを与え続けた兄の姿に、留学先のフランスで受け取った「歓待」の姿勢を見出す。「浦」と兄から何を受け取り、紡いできたのか。小野さんとともに故郷を訪ねる。