シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 (6)「慈悲の実践」

初回放送日: 2022年9月18日

遠藤周作や三木清など多くの作家や哲学者が愛読してきた「歎異抄」。日本人の多くが自らを”無宗教”だとする現代、そのメッセージをシリーズ6回に渡り読み解く最終回。 「歎異抄」に流れる法然・親鸞の教えの核心である「慈悲」。それはどう実践されうるのか。阿満さんはその思想を支えているのは第6条などに登場する絶対平等主義だとする。それゆえにその教えは、階級社会的秩序を求める政治権力と否応なく対じせざるを得ず、それが「歎異抄」の付録にある法然・親鸞の「流罪の記録」と結びつく。さらに明治期“大逆事件”に連座し絶命した和歌山新宮の僧侶・高木顕明の生き方を道標に考えてゆく。