こころの時代〜宗教・人生〜
その言葉が道をひらく
2022年8月26日(金) 更新
- 児童文学者 松居直さん 絵本は子どもが読む本ではなく、大人が読んで聞かせてやるものだと伝え続けた
- 戦後、松居さんが手がけた月間の創作絵本「こどものとも」 今も読み継がれるたくさんの作品が生まれた
- 児童文学者 松居直さん その絵本にかける思いの背後には、幼いころに母が読んでくれた絵雑誌の記憶、また戦争の時代の灰色の記憶がある
- 中国の作家が手がけた作品を絵本に 戦争で苦しめた隣国の人々に思いをはせて
アーカイブ 言葉の力 生きる力
初回放送日: 2023年1月22日
昨年11月に逝去された児童文学者の松居直さんは、戦後日本の絵本の世界に新風を吹き込んだ編集者。生き生きしたその絵本の世界とは。【初回放送日 2001年9月2日】 戦後、手探りで始まった新しい子育ての世界に斬新な試みの絵本を届け続けた松居直さん。「絵本は子どもが読む本ではない。大人が子どもに読んで聞かせるためのものである」との信念のもと、読み聞かせてもらうことで、子どもたちの心の中に生まれる生き生きとした物語世界の体験を大切にしてきた。その体験は人間の生きる力を支え、日常の世界の本質を見抜く力をも与えてくれるという。長年の経験から紡がれた絵本への思いを聞く。